竹林整備と竹の利用

しまだ環境ひろば 「水とみどり分科会」と「事務局です」

「しまだ環境ひろば 水とみどり分科会」では、市内4ヶ所の放置竹林の整備を続け、先週・今週の日曜日は2ヶ所の整備に入りました。
竹林整備は、本当に人手がかかり、2ヶ所の整備がやっとで、あとの2ヶ所は、元の荒廃竹林に戻ってしまいそうです。孟宗竹の成長速度はものすごく速く、ちょっと目を離すと、元に戻ってしまいます。
島田市の孟宗竹の荒廃は目を覆うばかりですが、これを止めるには、先ず地主さんのやる気と、市と自治会と市民団体が協働したグループの結成と支援により、面の拡大を計らなければ、小さな団体が点の活動をやっている状態ではどうにもなりません。
昨年、市が購入した”高速竹破砕機”の操作講習会や、本機械の貸出件数も増えており、これを基盤として、何としても、第1に地主さんの決起と、自治会や市民団体の支援組織の結集を計り、竹林整備を進めたいものだ

第2に、伐採と同時に竹の利用を、市を上げて取り組むことです。
1 竹破砕機による竹チップの堆肥化
2 竹チップの活用研究 (BDF・紙・繊維などへ)
3 竹炭・竹細工 (・道具や土産ものなど)
4 畑のつる野菜栽培用竹垣、畝の土止めなどへの利用

第3に、整備した跡地の利用計画と、その継続的実行です。
それがなければ直ぐ、元の荒廃竹林に戻ってしまいます。
1 竹の子栽培
2 果樹園や雑木林など
3 油桐栽培→A重油精油 (跡地の有効利用に有望)
しまだ環境ひろばも、竹林整備とその利用促進に大いに協力すべく、色々と模索、検討を進めています。
写真は、整備進行中の竹林(ようやくきれいになってきました)、皆伐後の果樹園化、コミュ二ティ農園のえんどう栽培の垣根への利用、トライ中の油桐栽培(竹林跡地へ移植を検討中)などです。


重油に搾油・精油が模索されている油桐という木の苗です。