大井川水系が濁流化

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


みなさん、お気づきですか?

この頃、市内を流れる用水路の水が、ひどい濁流になっていることを。


先日、大井川鉄道を利用して、家山〜千頭〜井川を往復しましたが、その間のダム湖はもとより、細々流れている大井川も、濁流になっています。


井川湖の色は、緑色の記憶があったが、灰色化していました。


地元の人に尋ねたところ、9月21日に来襲した、台風15号の影響だという。


もう2ヶ月も前の話であるが、大井川上流域で、予想を超える土砂崩れがあったと思われ、その濁流がダム湖に流れ込み、浄化されずに溜まり、その水がトンネルの中を流れて、島田市に到達しているからに他ならない。


大井川を細々流れる水も、濁水化したダム湖から一部が流れ出るので、当然ながら濁水になっています。


今年は、暑さで、紅葉も今一、大井川も濁流で、観光の目玉がなく大変です。
水が浄化されるまでには、まだかなりの日数がかかるとのこと、早く清流になってもらいたいものだ。


それにしても、ダムが少なかった昔は、駿河湾に大量の土砂を運び、肥沃な漁場を作ってきたが、今や遠州灘〜大井川河口付近の海岸線は、侵食が激しく、砂浜が削られているという。


昔は、河口流域に溜まった土砂が、今はダム湖に溜まっているわけである。


自然エネルギーが注目を浴び、水力発電も見直されています。


そう言う中で、このダム湖に溜まった土砂の撤去は、どうなってしまうのだろうか。浚渫には莫大な費用がかかるという。