民生委員の選出に困窮

今日 (2月11日 月) の、日経新聞朝刊 17頁に、「老々支援 民生委員大忙し 負担増、なり手不足懸念」 の記事が報じられました。

 

今、全国の市町村の自治会・町内会では、民生委員の選任が大きな重荷になっています。

民生委員が高齢化し、更に3年任期を2期、3期と再任し長期となっている人が多い。

10~20年の長期になっている人も多く、そのツケが一気に押し寄せています。

もう変わりたい、もうできない、こういう人が増えているのです。

島田市中溝自治会でも、辞任を希望している民生委員が今年度は3名もいて、その補充に困窮しています。

記事は、高齢者や障がい者、その家族の医療や介護の悩み、一人親の子育ての不安、生活困窮などなど民生委員への相談は幅広い。

決定権はないので、内容に応じて市区町村の担当者や地域包括支援センターに伝え、対応を促すことが主な任務。昼夜を問わず休日も電話が鳴る。仕事はハードだと書いている。

身寄りのないお年寄りからは、「ペットを預かってほしい」「銀行でお金を下ろしてきてほしい」 など、委員の仕事外だが放っておけず応じる場合が少なくないという。

このまま行ったら先々益々なり手がない。

委員が孤立しない体制づくり、委員のバックアップ体制、報酬の見直しなど早急に考えて行かないと、自治会・町内会依存の、民生委員選出体制は早晩行き詰る。

会長が一人で奔走している。何とかしたい。

中溝自治会も選出期限が刻々と迫っている。