NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
昨日 (11月12日 火 夜) は、地元島田市で日本酒の酒造場を営む、(株)O社の懇親会に出席しました。
会場は、非常に盛況でした。
日本酒が海外で売れ出し、新時代を迎えているという。
さて、島田市は、大井川が作った扇状地の入り口に面していますが、地上の水は少なく、殆どの水は、地下湖となって溜まっています。
扇状地の一番下流域 (海岸線) には、泥のような厚い層があり、地下水が海へ流れ出るのを防御したり、海水が逆流することを防ぐ役割をしているようだ。
このため地下水は、ここ数十年に渡って安定的な水位を保ち、温度も一定且つ水質も非常に良い。
この地下湖の水を、O社さんは使っています。
南アルプスで作られた水は豊富なミネラルを含み、O社さんも、長年の研究を経て、日本酒に合うように加工し、使っているとのこと。
海岸端で操業している、ラムネメーカーのK社さんも、やはり地下水をくみ上げて、飲料に合うように加工して使っているという。
大井川の扇状地には、飲料メーカーや、ビールメーカー、薬品メーカーなど、約400社が進出し、地下湖の水を使って操業しています。
しかし、水を使っているメーカーからの、水の宣伝は殆どない。
当然、水の有難さや有効性は、感じていると思うが、南アルプスがもたらすこの水を前面に押し出した主張が感じられない。
地下水の水位の安定性を維持する必要はあるも、既に進出しているメーカーが、一緒になって、南アルプスの水を商品に活かすことを考えてもらいたいものだ。
誰も言い出さないのが不思議だ。