老後の、非まじめの教え

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

去る12月のある会合で、先輩より、「僕も真面目だが、君も真面目だからこの本を読め」と渡されたのが、「医者が教える 非まじめ老後のすすめ」という単行本でした。

 

正月のひととき、この本を3時間ほどで読み切りました。

 

大変読みやすく、とっつき易い内容で一気に読み終えました。

 

歳をとったら、「まじめをやめたほうがいい」、晩年を悔いなく豊かに生きるには、ずばり「非まじめ」でいることが大切だ。

 

ちょっとだけ手を抜いてまじめをやめてみる、老後に向けて意思をもってまじめをやめようよ、200頁余りに非まじめに取り組む方法が書いてある。

 

筆者は、会社生活をリタイヤ―して、地域社会(自治会や市民活動団体)に飛び込んだが、人間関係は地域社会の方がややこしい。

 

会社は、営利追及という共通の目的を共有化しているので、考え方や、やり方で相違があってもスピードが違い、ドンドン時間が解決してくれる。

 

地域社会は、目的や手段は流儀が優先され、改革やスピードなどより、仲良しクラブが優先する。

 

ビジネス界で40年も過ごして来た筆者にはたまらないが、どうにもならない。

 

この10年、諦めの境地に達しています。

 

この本を読んで、なる程なと思うことがいっぱいあったが、40年染みついた改革のクセはなかなか抜けない。

 

ただ、家庭生活ではこの本の教えの様に、なるべく波風を立てないように感謝の気持ちで接しようと努力しているし、今後もそうありたい。

 

久方振りに、地域社会と家庭生活を振り返ることができた。

 

先輩、ありがとうございました。