「令和元年度 島田市社会福祉大会」に参加して

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(2月22日 土 pm)は、島田社協主催の「令和元年度 島田市社会福祉大会」に参加しました。

 

しまだ環境ひろばは、環境保全を目的に活動を行っている市民グループですので、島田市社会福祉協議会とは直接に関係はありませんが、障がい者さんとのふれあい広場への出展や、児童のボランティア活動への参加協力や、ボランティア保険の加入などで関りをもっていますので会員登録をし、このような行事には積極的に参加しています。

 

会場には、自治会や福祉関係の団体 関係者など、壇上には市長を始め市会・県会・国会関係の来賓などが出席し500名程の来場者でした。

 

プログラムは、協会長の挨拶・功労者表彰・来賓祝辞・大会宣言・活動発表と続きましたが、市長が、絵本作家の作った詩を例にとって、「母親を泣かすな! 世の母親はみんな子供の幸せを祈っている。」の挨拶は感銘を覚えました。

 

次いで、今日のメイン 基調講演 演題「スマート・エイジング~脳を鍛えていきいき輝く生活を~」 講師は、東北大学加齢医学研究所 所長の「川島隆太」先生でした。

 

先生は、先ずは、2050年の日本や世界の高齢化の姿から話し始めました。

 

 ■ 現在、日本の65歳以上の高齢者の割合は28%、2050年には40%へ。

 ■ 中国も、超高齢社会へ。

 ■ 人生100年時代、120歳まで生きる人も出て、還暦を二回迎える人も出る。

 ■ 不健康に生きる人が多発する厄介な時代となる。それが確実にやって来る事が分かっているということだ。

 ■ 人は皆んな自宅で死を迎えたいと望む。しかし現実は病院で死を迎える人は80%に上っている。

 

歳をとる事を後ろ向きに考えるのではなく、かしこく歳をとって行く。そのためには、

 

 (1)脳を使う。

 (2)身体を動かす。

 (3)バランスの良い食事

 (4)人と交わる。

 (5)良質な睡眠

 

(2)~(5)は、努力して実行ができるが、(1)は正しい訓練が必要だという。

 

脳トレーニングは、脳の「左前背側」部分 = ものを考える部所を鍛えることだ。

 

 ■ この部分は、20歳をピークにドンドン下がる。但し、人間は知恵と知識は上がって行くので、成長しているようにみえるが、実はごまかしである。

 ■ 脳のスマートエンジングで、横ばいか、上向きに変える。

 ■ 脳を鍛えることによって脳体積が増える。

 ■ キチット脳を鍛えれば、医療・福祉の費用も減るし、高齢者の運転ミスによる重大事故も減る。

 ■ これまでの脳のトレーニングは、やっても変わらない人と、脳の機能が落ちる人もいるので、自分に合ったトレーニングを選ぶことが肝心だという。

 

先生は、最後に次の2つのトレーニング法を教えて、今日の講義を締めくくりました。

 

 (1)文章の早読み。 新聞の社説かコラム欄 800文字を素早く読む。

 

 (2)記憶力を伸ばす。 二人で組んで、5つの数字をランダムに言い、その順序で回答者が記憶した数字を答える。

 

川島先生、今日は大変参考になりました。ありがとうございました。