市民活動グループの宿命

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

ブログの投稿を約一ヶ月お休みしました。

 

また始めたいと思います。

 

世の中、どこもかしこも、新型コロナウイルスで、体も気持ちも沈みがち。

 

事業計画・予算計画など新年度の準備期間と重なり、ブログを書く気持ちの余裕がなかったというのが本音でした。

 

これから新年度を迎え、事業実績報告・決算報告・新年度事業開始と次々とやることが待っています。

 

本業は、10年前から、しまだ環境ひろばの代表(社長・事務局・こずかいさん兼務)ですが、加えて3年前からN町自治会の副会長兼会計担当、Oの里を良くする会の事務局長、大井川の水と恵みを考える会の発起人等々に絡み、この時期にいろいろと問題が露出しました。

 

どれも皆、市民活動グループですが、それぞれ種々な悩みを抱えています。

 

悩みの根底にあるのは、高齢化・後継難・会員不足ですが、市民グループ特有の「会のあり方」の問題。

 

すなわち、楽しくやればそれでいいじゃん。楽しくなければグループを組む価値がないと主張する方々。

 

一方で、活動を事業として捉え、資金繰りから事業計画をスケジュール化し、思いを巡らす人、その上で楽しさを求める人。その数は少数だ。

 

どうしても、前者を主張する人が幅を利かす。

 

市民グループは、超民主的な団体ですから、数では前者を主張する人が圧倒的に多い。

 

しかし、趣味の会や仲良しグループならそれで良いが、活動には資金が必要となる。

 

市民グループの出動費は、ボランティア(無報酬)だが、経費まで自己負担する会員はいない。

 

会費で賄えるなら良いが、資金を外に求める場合は、寄付金でも補助金でも、一般サービス・販売提供でも、責任というものが出て来る。

 

寄付金や補助金はともかく、サービス・販売行為は、最低でも品質維持(出来映え)納期(期限厳守)という責任がある。

 

市民グループの発足から5年目、調度その頃、この問題が露出し、多くの市民グループが挫折していく。

 

市民グループが、どこかで必ず遭遇する宿命です。

 

楽しさのみを求めるグループが幅を利かすからだ。

 

市民グループの中には、専従で頑張る人、都合の良い時だけ出て来る人(ボランティア)いろいろな人がいて良いと思うのだが、前者の人は一律を主張する。

 

市民活動は本当に難しい ! !

 

筆者がいつも相談している仲間には、それに幻滅を感じて市民グループから早々に逃げ出した人が多い。

 

無責任に逃げ出すことは自分を許せないし、また逃げ出す勇気もないが、しばらく見守るしかないのかな。

 

もう数年経てば花開く活動があり、その時期がやって来てから慌て出しても遅いと思う今日この頃です。

 

今回はこの辺で。この問題は尽きない。