NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみ 担当」 と 「事務局」 です。
一昨日(6月3日)夕方の地方版 テレビのニュースで、袋井市・菊川市から、「ごみの非常事態宣言」が発令されました。
何故かというと、新型コロナ感染拡大防止で巣ごもりが増え、自由時間が増えて多くの家庭が、不要不急のごみ処理に精を出した結果だという。
ごみの中身は、燃えにくい古布とか、巣ごもりで家庭内の食事が増え、湿ったままの生ごみも多いという。
この際とばかりに、ごみの搬出に走った結果であるが、標準炉は焼却温度が低くごみの量が越えると、処理しきれず一気にパンクする。
その点は静岡市や島田市は、「溶融炉」という高温の炉を持っているので強みだが、普段の維持費が非常にかかり痛しかゆしだ。
袋井市・菊川市は、静岡市に応援を求め、暫くの間陸上輸送してしのぐようだ。
巣ごもりで家庭内の片付けはできるが、古布は分別すればリユース制度があるし、生ごみは、簡単な「生ごみの堆肥化」で家庭内で処理できる。
筆者は、しまだ環境ひろばのHさんが開発した、「腐葉土式生ごみ処理器」を使って週二回、家庭内自己完結で生ごみを処理しています。
処理器は、その辺のスーパーでもらって来た大きめの、「スチロールの箱」です。
小道具は、バケツ2個と、小型シャベル。
基材(床剤)は、腐葉土・米ぬか・使用済みの食用油を規定量混ぜて事前準備。
生ごみの量に応じて、基材(腐葉土と米ぬかと使用済食用油)を加減して、2つのバケツの中で混ぜるだけ。
目安は、生ごみに基材がべっとりついた状態にすることが肝心。
混ぜ合わさった、生ごみ・腐葉土・米ぬか・使用済食用油を、麻袋に詰めて、スチロールの箱の中に転がして置くだけで、2週間も置けば良質の堆肥ができる。
出来た堆肥は、家庭菜園の土壌改良に使っています。
生ごみは、80~90%は水分なので、ほったらかしでも水分は抜けて、体積も重量も僅かとなります。
巣ごもりを契機に、「生ごみの堆肥化」に挑戦してみたらどうだろうか。
市の生ごみ焼却経費も減るし、家庭菜園で使えて一石二鳥!