NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
新型コロナウイルス感染拡大が始まって実質半年(2月頃から)ですが、世の中はガラリと変わってきました。
対面を基本とする行動から、なるべく対面をしない新生活様式に変ろうとしています。
学校(オンライン授業)、病院(オンライン診療)、勤務(在宅勤務・リモートワーク)、遊び・趣味(オンラインお茶会・一杯会)などなど。
朝、テレビのスイッチを入れれば、報道番組では、スタジオとタレントの自宅と結んでのオンライン対話、あたかもスタジオに全員集まって対話をしている風で全く違和感がない。
同じ様に、学校や医療現場での授業や診療番組が放映されていますが、これまた臨場感が溢れ、これまでの対面授業や診療は何だったんだと思う。
しかし、オンライン先進国と比べると、日本は周回遅れであることが良く分かりました。
テレワークやオンライン対話のみならず、代金決済や個人番号管理システムなどの分野においても、2~3周回遅れが判明しました。
しまだ環境ひろばの会員間の連絡網は、パソコンEメールとSNSメールで何とか維持されていますが、オンライン打合せ等は全く手づかずです。
今年度の総会は書面議決に切り替えましたが、もっぱら紙によるやり取りでした。
日本では高齢者がオンラインを使っての取組みは、ネット通の一部シニアや家族などが使い方を教えられる人に限られています。
大分前ですが、四国の「葉っぱ事業」を立ち上げた役員が、村のおばあさんたちに「タブレット」を配って使い方を教育したところ、今ではどの葉っぱが売れ行きが良いか、どれくらいの値段で売れるのか、タブレット毎日見て収穫をするまでに、おばあさんたちが成長したという。
おそらく、このおばあさんたちは、今ではSNSを使いこなしていることでしょう。
慣れれば早い!
文部省では、学校に一人一台パソコン(タブレット)の配布を始めましたが、学校や医療現場は黙っていてもドンドン発展していくでしょう。
最後に残されるのは「高齢者」です。
高齢者を放っておいたら、全体のレベルを上げることはできません。
思い切って希望する高齢者にタブレット端末を配ったらどうか。(パソコンを自前でもっている高齢者は除く)
そうしてやさしく、面白さ、簡便さを教える。
去る6月7日 日経新聞朝刊 経済教室欄で、ダイア高齢社会研究財団主任研究員 沢岡詩野 さんも、「ネット環境、高齢者にこそ」を強調しています。
もし、高齢者がタブレットに取組み始めたら、その効果は計り知れない。
パソコンやタブレットに接触している高齢者は、みんな考え方も若く元気だ!
■ 高齢者が、集会に、旅行に、スポーツに積極的に参加するだろう。
■ 高齢者が持っているお金を使うだろう。
■ 高齢者が元気になり医療費は大幅に減少に向かうだろう。
みんなで協力をしてこの運動(高齢者にネット環境を!)を盛り上げたいものだ。