住民アンケート調査

NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみ 担当」 と 「事務局」 です。


島田市の住民アンケート調査結果の概要版が、「広報しまだ 3月号」 で紹介されました。


これを見ると、市の施策の中で満足している施策を複数回答で問うたところ、「ごみ・リサイクル対策」 が、昨年に続いてNO.1でした。


これは、市民が排出したごみを、行政がしっかりと処理をした結果に対する感謝の気持ちであり、これは評価すべきことです。


2位は、「健康増進」 3位は、「小中学校の充実」 が評価されました。


これを他の自治体に目を転じて見ると、ごみの分別を大々的に開始し、「一人当たりの燃えるごみの量の少なさ 全国NO.1」 を目指している、「藤枝市」 でも同じような市民意識調査 (市の施策に対する満足度) を実施しています。


藤枝市の住民は、生ごみ・雑紙・プラスチックまで、「ごみの分別」 を行い、懸命にごみの減量化をやっていますが、市民の労度は大変なようで、ごみ・リサイクルの満足度は高くありません。


 ■ 第1位は、安定した水道水の供給

 ■ 第2位は、健康診断や生活習慣病の予防

 ■ 第3位が、ごみ・リサイクル対策 です。


同じように、「三島市」 でも実施し、「ごみ・リサイクル対策」 への満足度が非常に高い結果が出ましたが、何でも燃やしてくれる現状に反省が多いようです。 (三島市ホームページ 議事録より)


ちなみに、毎年、「環境省」 が公表している、「一般廃棄物 (燃えるごみ) 実態調査 一人一日当たりのごみ排出量 市別ランキング」 で、静岡県下の結果は以下の通りです。 (平成25年度実績 人口10万人以上の市)


 ■ 全国第2位  掛川市   ■ 全国第5位  藤枝市  ■ 全国第38位 焼津市

 ■ 全国第108位 島田市  ■ 全国第185位 三島市


島田市の市民環境団体が、「ごみの減量化」 について、別な視点から、「アンケート調査」 を実施していますが、「燃えるごみ袋」 に入れれば何でも燃やしてくれる現状のごみ処理には、いささか後ろめたさを感じている結果が出ています。


満足度の高さは、「市民のごみ処理の簡便さ・便利さ」 を表しているのではないかと思いますが、反面、「ごみの減量化」 「ごみ処理経費節減」 「温暖化ガス削減」 「省エネ」 は犠牲にしています。


人口減少時代に突入しました。


本当に、真剣に、ごみの減量化について考えなければならない時期がとうにやって来ています。


島田市も、今のごみ処理経費を、市税で負担できなくなる時代は、直ぐそこにやって来ていると思います。