NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
人は、今住んでいる街の住みここちをどう感じているのだろうか。
大東建託(株)では、この程過去最大級の居住満足度調査を行ったとのこと。
静岡県版の調査を覗いてみた。
調査は、居住地域の満足度について、大変満足:2/ 満足:1/ どちらでもない:0/ 不満:-1/ 大変不満:-2という選択肢の平均値でランキングを算出。総回答者数は7,062名で50名以上の回答が得られた自治体を対象にしたという。
調査は、8つの要素で評価された。 ① 生活利便性 ② 静けさ治安 ③ 交通利便性 ④ 親しみやすさ ⑤ イメージ ⑥ 自然・観光 ⑦ 行政サービス ⑧ 物価
<静岡県内の住みここちランキング>
■ 第一位 長泉町 ■ 第二位 浜松市浜北区 ■ 第三位 静岡市駿河区
■ 第四位 三島市 ■ 第五位 清水町 ■ 第六位 静岡市葵区
■ 第七位 浜松市中区 ■ 第八位 藤枝市 ■ 第九位 吉田町
■ 第十位 浜松市東区
◆ 調査結果を東海4県に広げると、長泉町は7位、浜松市北区は23位
◆ 評価のポイントは、・交通アクセスの良さ ・行政サービス ・親しみやすさ
ちなみに、島田市は「静けさ・治安の良さ」で県内で4位にランクされたが注目度は総体的に低い。
<静岡県内の住みたい街ランキング>
住みたい街は特にない 52% 今住んでいる街に住み続けたい 21.4% 計73.14%が現状肯定派である。
■ 第一位 静岡市葵区 ■ 第二位 浜松市中区 ■第三位 静岡市駿河区
人口減少が進む中、各自治体とも何とか人口を維持増加させようと懸命になっていますが、補助金や助成金で釣るのではなく、心から住み続けたい、住んでみたいと思わせる魅力あるまちづくりを期待したいものである。
コロナ過、テレワークが進み移住希望者の増加や、自治体の中には種々な恩典を付けて移住者を呼び込んでいるが、自治体毎の消耗戦であり、人口増に結び付くものではない。
その時、その場限りの甘い勧誘はどこかで破綻する。
よその地区から呼び寄せるのではなく、2人目、3人目を産み育てたくなるような正攻法の施策が待たれます。
住みここちの良い街、住んでみたい街、街の魅力とは生活の利便性や治安の良さなど住み易さもあるが、心から子供を産み育てたくなるような人に優しい街ではなかろうか。