コロナ禍での「手づくり味噌の体験会」の開催

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(12月8日 火)、今年度の「手づくり味噌体験会」用の大豆が入荷しました。

 

しまだ環境ひろばでは、平成22年(2010年)より昨年(2019年)まで連続10年間、「手づくり味噌の体験会」を開催し、今年度も11回目を予定しています。

 

非常に残念なのは、1年前から自前で農薬を使わない大豆の栽培ができなくなり、今年も農協からの仕入れになりました。

 

平成27年~28年の2年間は、「相賀の里の会」と連携して相賀地区の耕作放棄地を活用して栽培しました。

 

平成22年から26年の5年間は、しまだ環境ひろばが耕作放棄地を開拓して開設した「中溝町コミュニティ農園」で毎年150kgの大豆を栽培し、手づくり味噌体験会に使って来ました。

 

中溝町コミュニティ農園は、地主から食品スーパーの駐車場に転用するとのことで大豆畑を返還し、80坪(260㎡)を残すのみとなり、大豆栽培は面積不足を理由に断念しました。

 

自ら開拓した耕作放棄を使って農薬を使わない大豆を栽培し、園田農園さんの有機栽培で作ったお米と麹を混ぜた米麹を作り、添加物一切なし、地産地消安心安全な手づくり味噌訴求ポイントの一つを欠いたことは非常に残念ですが已む無し。

 

相賀の里の会も、しまだ環境ひろばも、高齢化・後継難で大量な大豆が作れなくなりました。

 

まだあきらめたわけではありませんが、若者や、元気な年寄りの入会を期待しているのですが中々現れません。

 

今年度は、コロナ禍で一般募集はしませんでしたが、手づくり味噌の美味しさが忘れられないと、リピータ約100人から事前予約が入り、12月から7回の開催が決まっています。

 

事務局としてはうれしい限りです。

 

気力が萎えるまで続けて行きたいと思っています。

 

会場の園田農園さんから、コロナ禍で感染が拡大している中での体験会は、先ずは12月はやめて農園側の請負方式にしようとの申し出があり、参加者に伝えて納得を得ました。

 

1月以降は別途判断することにしました。

 

環境維持を目的とするしまだ環境ひろばは、伝統食の手づくり味噌づくりをこれからも大事に育てて行きたいと念じています。