モノづくりからモノばらし

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(3月5日 金)の日経新聞朝刊 33頁 経済教室欄に、「循環経済に向け技術開発を急げ」 NPO法人 産学連携推進機構理事長 妹尾堅一郎氏の寄稿文が掲載され興味深く読みました。

 

記事は、

 

 ■ 日本は2050年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする目標を発表した。

 ■ その課題は、温暖化ガスの排出削減だけではない。

 ■ 使い捨て社会から脱却するサーキュラーエコノミー(循環経済)政策を押し進める必要がある。

 ■ 人類は地球が生産できる資源量の1.6倍を消費しているという試算もあるが、他方で廃棄物の増加による環境悪化を引き起こしている。

 ■ 従来のモノづくり技術とは反対の技術、いったんつくったモノの分解・解体・再生などを担う「モノばらし・ほぐし・くずし・つぶし」といった技術開発が重要となる。

 ■ その前段階の、「つくり直し」・「つくり替え」の技術も求められる。

 

そうして記事は、今こそ日本はこれまで培った生産技術を駆使して「循環経済」に向けた技術を発展させ深堀すべきで、それをやるのは今だ!と訴えています。

 

筆者もそう思う。

 

日本人は、地球の持っているキャパシティの2倍の生活をしているという分析もあり、日本は「循環型社会づくり」の先頭に立って世界を先導していく義務がある。

 

過日(2月26日)、「生活情報交換会」で、「循環型社会づくりと手づくり味噌」というタイトルで講師を務めました。

 

手づくり味噌という小さな素材を取り上げて、循環型社会づくりの必要性を説いたものです。

 

参加者の多くから、「持続可能な循環型社会づくり」について共感を得られました。

 

日本人の多くが共鳴し支持しています。

 

私たち市民は、身近な循環型社会づくりに取組みながら、世界レベルで始まった「持続可能な循環型社会づくり」に理解を深めこの動きを積極的に後押しをすべきと思う。