地域社会への関わりについて

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

会社をリタイヤ―して直ぐに地域社会に飛び込んで早や15年弱、いくつかの市民団体や自治会や元学校や職場のOB会事務局を担っています。

 

これまで世の中にはお世話になった思いが強く、何か貢献ができればと地域社会に関わっています。

 

会社時代は、生産や売上やコスト低減や、そこには明確な目標や数字があり、達成度合いも明確であり、達成した時のやりがいや満足感は結構ありました。

 

地域社会にはそれが少ない。

 

地域社会に飛び込んだ矢先、ある市民活動家から、「企業論理を地域活動に持ち込まないで」と言われ愕然とした思い出が今でもあります。

 

良い事は、企業だろうと何だろうと受入れて、発展して行ったら良いのに。

 

それにしても、もう少し新しいものに挑戦したり、効率の悪いものは改善したり、前進する気持ちになれないものか。

 

さて今、企業戦士という言葉はなくなりましたが、企業間競争は熾烈を極めており、社員に課せられた職務やその責任は昔よりもむしろ増えているのではないか。

 

そういう経験をしてきた企業人が、いざ会社を辞めてきて期待されているはずが、地域社会に出てくると関わろうとしない。

 

元の会社の仲間と、ゴルフや趣味に興じる人が非常に多い。

 

地域社会の役員クラスになり手が無いのである。

 

企業社会の中での、あのすさまじい活動力はどこに行ってしまったのだろうか。

 

それともすっかり疲れてしまったのか。

 

地域社会には、やるべきことがいっぱいある。

 

しかしそれをやる人がいない。

 

いてもひとりではできないわけで、そういう気概を持った人を地域社会の中で探してチームを組んで検討・実行しようとする人がいない。

 

地域社会に飛び込んでやろうとしたが、地域社会の閉鎖性や前例主義に阻まれて退会し、それ以降一切地域社会と関わろうとしない人もいる。

 

地域社会に既にいる人も、これから入って行く人も双方に課題があるのではないか。

 

3月もあと数日で終わり、年度末になったが未だ役員の選考に大苦戦している。

 

大都会では、誰がやっても同じように、行事もイベントも大幅縮小する傾向が顕著であるが、田舎もだんだんそうなって行くのでしょうか。

 

やる人がいないので、地域社会には問題が山積みです。

 

さびしい限りですね。