悪い習慣は、市民全員が具体的に一気に!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

過去には市民が自助・自立して行っていたことが、だんだん行政サービスの領域となり、それと共に市民が横着になり、悪いクセ(習慣)がつき、それが当然となっていることが多い。

 

例えば、(ほんの一例です)

 

 (1)家庭内の紙類の消費が増え、それと並行して部屋別に「ごみ箱」の設置が普通のこととなり、汚れた紙もきれいな紙も一緒くたに「ごみ箱」にポイ、ごみ箱から「燃えるごみ袋」に移されて市の「ごみ収集車」で回収され焼却されています。

 

   ◆ 「専用雑紙分別箱」を別に設置して分別している家庭はごく少ない。

 

 (2)多くの一般家庭の台所のシンクには、水道の蛇口とその横には「三角コーナー」の設置が普通で、三角コーナーの中の野菜くずなどには水がべったりです。

 

   ◆ 水分がたくさん付いた野菜くずや食べ残しは、「燃えるごみ袋」に移されて市のごみ収集車で回収されて高いコストをかけて焼却されています。

 

「雑紙は資源です。分別してください」、「生ごみは水分を切って」、といくら行政が宣伝しても、この悪習慣は直りませんし、この十数年何も変わりません。

 

これは、一般市民の暮らしの中で悪いクセ(習慣)が染みつき普通のこととなり、高いコークスや石油などの化石燃料を使って焼却していることなど市民はどこ吹く風です。

 

これを意識させ、くらしの改善をするにはどうしたら良いのでしょうか。

 

ただ宣伝しても変わりません。

 

そのためには、前述のクセ(悪習慣)を、■ 市民自らが ■ 自分ごととして ■ 全員が ■ 具体的に ■ 一気に 変えることです。

 

声を上げるのはトップの役目です。

 

 ■ 小さなテーマごとに、一般市民の中から普通の人を無作為で10人位2回程集まってもらい、現状・問題点・なぜ・どうしたら良いかなどを具体邸に話合って貰う。

 

 ■ 普通の市民に考えてもらい、実行可能な案を作りあげ、実行してもらうことに意義があります。

 

例えば、島田市民が一斉に、「部屋別のごみ箱」を廃止し、「雑紙専用箱」と「汚れたごみ箱」を2つ設置することが決まれば素晴らしいことだ。

 

もっと違うアイディアが出るかも知れない。

 

島田市の家庭から、ある日突然、勝手場のシンクの中から「三角コーナー」が消えてなくなり、三角コーナーに代わって「網袋」が登場し、網袋を干すようになればこれまた素晴らしい。

 

もっと違うアイディアが出るかも知れない。

 

小さなテーマを一つづつ改善して行く、素晴らしいことではないか。

 

毎日、世界中で起こっている災害を防止するためには、今、「普通の市民の参加」が必要なのです。

 

災害は、私たちの暮らしの中で、地球を痛めつけて来た結果で起こっているのですから。

 

できないことをやる必要はありません。

 

普通の人ができることを、具体的にやって行きましょう。

 

そのためには、一方通行ではなく、市民・事業者・行政の、真の「連携・協働」が必要です。

 

要は、普通の市民が、「そうなんだ」「だから変えなければならない」と意識が変わることが、今一番必要なことです。