島田の金谷地区生活交流拠点構想に思うこと。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(9月16日 木 am)は、民間会社の「Dリース(株)=Dハウスグループ」の営業マンから、突然の電話アポイントを受けて心良く訪問を受け入れました。

 

聞けば、島田市9月8日の市議会で、旧金谷庁舎にPFI方式で建設する金谷地区生活交通拠点の整備・運営事業者として「Dリース」などで構成するグループに選定し基本協定を締結したことを報告したという。

 

内容は、旧金谷庁舎を取り壊し、跡地に金谷支所・健診センター・住民交流拠点などを併設し、隣接する「みんくる」や「体育館」を含めた維持管理運営業務を一括してPFI方式(指定管理者制度)で任せていくという。

 

 ■ 本件は、9月9日の静岡新聞に詳しく報道されています。

 

昨日の訪問目的は、住民交流拠点にどういう機能を持たせて、どう運営して行くか、島田市に存在する27のNPO法人を訪問してヒヤリングし、使い勝手が良く、成果に結びつく運営をしたいとのこと。

 

 ■ 建屋の建設とその運営事業を一括して任せる事業方式(SC醸成向上業務)は珍しいが、責任も大であると思う。

 

しまだ環境ひろばとしては、事前訪問によるヒヤリングは大歓迎であり、小一時間にわたって活動内容と希望や可能性の話をしました。

 

島田市には、NPO法人が27もあるのに、こういう場面で纏まったヒヤリングを受けたことは一度もありませんでした。

 

NPO法人は、NPO法で監視され社会的責任を負っている団体で、その多くはしっかりした市民活動を行い、理念や意見を持っていますので市民活動の新しい試みを実施する時には活用すべきなのです。

 

本件には大いに期待したい。

 

島田市には、行政・事業者・市民を連携・協働させる、「中間支援機能」はいくつかあるが、この際集結して一本化し、本当に成果のある組織にしてほしい。

 

組織は一本化して、活動拠点はいくつあっても構わない。

 

本事業は、「金谷地区生活交流拠点事業」とあるが、市民団体の多くは市内全域を活動拠点としており、特定地域セクショナリズムに陥らないようにしてもらいたい。

 

NPO法人の多くは、連携・協働を望み、やりがい・達成感・満足感を求めています。

 

団体の存続もさることながら、有効な事業(活動)の継続・継承を強く望んでいます。

 

今、島田市の市民団体は、高齢化・後継難・会員減少でドンドン消えています。

 

こういう中に、有効な事業(活動)がいっぱいあり、事業(活動)の拡大のヒントもいっぱいあります。

 

団体が消えることよりも、有効な活動も一緒に消滅しているのが悲しい。

 

若い人たちへとの交流や継承も全くうまく行っていません。

 

新しい交流拠点には、こういう機能の活発化を是非ともお願いしたい。

 

当事業の開始は2023年10月からとのこと。

 

是非最大協力して、成果のでるものにしたいものだ。