「レジ袋の有料化」は、温暖化防止の第一歩

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

岸田内閣が発足し環境大臣も変わったが、変わった途端にネットの世界ですが、レジ袋の有料化を元に戻せコールが行き交っています。

 

真面目な新聞・テレビでは全くニュースにもなっていません。

 

昨年7月からスタートした「レジ袋の有料化」は、一部の消費者や学者から、レジ袋はプラスチック全体から見ればほんの1~2%であり、廃プラの削減には寄与しないと猛反発がありましたが、スタート当時からレジ袋辞退率は上がり、今では80%位に定着しています。

 

しまだ環境ひろばのごみ分科会では、もう10年以上も前から、行政と市内食品スーパーと協働して「レジ袋の有料化」を実施しました。

 

しまだ環境ひろばは有料化と言うよりも、「マイバックの持参運動」を目指し、市民を集めて「ふろしき講座」「マイバックづくり教室」を頻繁に開き、マイバック持参は今ではしっかり定着しています。

 

さて、IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)は、人間活動が与えている地球温暖化への影響は「疑う余地がない」と断定しました。

 

昨今、気候変動と思われる災害が世界の各地で頻発しておりその原因は、多くの国民も地球の温度上昇によるものだと気が付き始めています。

 

しかし、気が付き始めてはいますが、原因となっていることを改めようとする動きは緩慢です。

 

「レジ袋の有料化」は、ごみの減量化から見たら小さなことかも知れませんが、日々の暮らしの改善のとっかかりという意味では最善策であると思う。

 

国民はバカではない。

 

「レジ袋の有料化」で、レジ袋の辞退率が80%位をキープしているということは、小さな行動ながら地球温暖化防止に協力しようとする行動の現れだと思う。

 

こういう小さな行動が機会となって、次は家庭内の雑紙を燃えるごみ袋に入れないで分別し資源に変えようとする行動に結びついて行くのです。

 

新聞やダンボールやペットボトルも昔は「燃えるごみ袋」に入れて焼却していましたが、今はそんなことをする人はいません。

 

「レジ袋の有料化」も「雑紙の分別」も、普通の生活の一場面に変わって行くことでしょう。

 

レジ袋の有料化は、そのスタートなのです。

 

ノーベル物理学賞を受賞した日本人「真鍋淑郎さん」が地球温暖化のメカニズムを科学的に証明してくれ、世界の科学者の基礎資料となり、世界の国々の環境政索立案の基になっています。

 

私たち日本人は、地球温暖化防止の指導的役割を果たしていく決意をしています。

 

国も自治体も産業界もその役割を果たそうとしています。

 

私たち国民・市民の役割は、毎日の暮らしの中で、小さな改善(もったいないこと・無駄なことの削減・省エネ省資源活動など)を実行することです。

 

一億人の積み重ねは大きい。