撲滅!「用水路」や「海」への廃プラの流出

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

筆者宅では、資源ごみ(新聞紙・ダンボール・その他)や「雑紙」は分別し指定日・指定場所に排出、生ごみ」は自家堆肥化しています。

 

従って、「燃えるごみ袋」には、生ごみや資源ごみ以外の、汚れた紙や食品を包んだラップやブニールなどプラスチック類が主です。

 

これらのごみは一週間に2回、「燃えるごみ袋」に入れて排出していますが、「燃えるごみ袋」はいつもプラスチック類(廃プラ)でいっぱいです。

 

それくらい便利調法、トレイ・袋・箱・包装紙・さじやフォークまで、今や何でもかんでも「プラスチック」である。

 

メーカーの責任も大きい。

 

日本では、余程の不心得者以外は、「資源ごみ」か「燃えるごみ」に分別し、川や海に捨てる人は非常に少ないと思われます。

 

しかるに、去る10月22日、市・環境課、大井川用水路を維持管理する大井川土地改良区、しまだ環境ひろばが集まっての「小水力発電情報交換会」の場では、用水路に捨てられる廃プラの多さが問題になりました。

 

市内の用水路に設置されている、「小水力発電所」にごみが絡み支障が出て、その排斥作業に苦労しているとのこと。

 

市は、モラル向上のPRは絶え間なく行っていますが、一部の市民の環境意識は低いままです。

 

この上は、普通のPRではなく、一段上がった廃プラの「特別・ポイ捨て撲滅運動」をやらざるを得ない。

 

島田市の近隣の港(吉田港・大井川港など)でも、テトラボットの間に廃プラが挟り、港に流れ出して困っています。

 

海洋を漂う廃プラが、特に東南アジアで大問題になっています。

 

魚・海鳥・クジラ・アザラシなどが、エサと間違えて食べ植物連鎖を起こして体内に蓄積し、いずれは人間の口に戻って来るという因果な運命を辿っています。

 

明日31日から、英国グラスゴーにて、COP26「第26回 国連気候変動枠組み条約締約国会議」が開幕しますが、廃プラ問題も重要な課題に上がります。

 

日本人なら、プラスチック類を海や河川に捨てる人はいません。

 

それでも現実は、市内を流れる「大井川用水路」には、プラスチックごみがいっぱい!

 

誤って落ちてしまったプラスチックだとは思いますが、とにかく注意に注意して海に流れ出すことだけは絶対に止めなければならない。

 

レジ袋の有料化は小さな一歩ですが、「脱プラ」の拡張・「廃プラ」の削減は、地球温暖化防止の最重要課題です。