「かかりつけ医」のオンライン診療の遅れ

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

会社をリタイヤ―し、暫くたって会社の健康保険の対象からも外れて、国の保険制度に横滑りし以降、一年に一度の高齢者健康診断にお世話になっています。

 

その段階で市内の内科の開業医を選んで一回目の定期検診を受信し、コレステロールがちょっと高いという事で、薬を処方されて以降継続して2年も服用して今日に至っています。

 

筆者の「かかりつけ医」として、づっとお世話になり助かっています。

 

薬を月に一回処方してもらうたびに、対面の診療も受けています。

 

月一回の診療と薬の処方を受けるのに、順番を早くするには早朝の予約と診療開始時と2回の通院が必要で実に難儀だ。

 

病院によっては、診療の都度次回の予約を受け付けたり、当日電話で受け付けたりそれなりに対応している病院があると聞く。

 

一昨日は、試しに予約無しで患者が空きそうな時間を見計って、午前10時15分頃通院したが案の定、時間がかかり診療開始が12時、診療時間は3分、隣の薬局で薬をもらって帰宅したら13時で、所用時間は約3時間でした。

 

やっぱり、早朝の予約をしないとダメだ。

 

コロナ禍、日本はいろいろな所で、「デジタル化の遅れ」が露呈したと言われています。

 

■ ワクチン接種の予約制度 ■ 国民への生活支援金支給制度 ■ テレワーク 

■ オンライン会議・授業・診療 ■ ネット決済 ■ マイナンバーカードなどなど枚挙にいとまがないくらいにデジタル化の遅れが甚だしい。

 

医療機器や技術は最先端に行っているお医者さんの世界でも、オンライン診療はおろか、患者の予約管理までアナログとは何とも情けない。

 

最低で電話、スマホ・パソコンからの予約と大体の予約時間の回答くらいは直ぐ確立すべきではないか。

 

その上で、「オンライン診療」体制の早期確立をしてもらいたい。

 

確かに、観察が必要な患者もいるが、診療時間数分のリピータ患者はオンライン診療で充分ではないか。

 

オンライン診療を阻んでいるいくつかの要件があると聞いています。

 

 ■ 遠隔での予約管理・診療・決済などシステム一式(パソコン・カメラ・スピーカ電子カルテなど)の導入に多大の費用がかかる。

 ■ 機器の操作や維持の手間

 ■ 対面診療よりもオンライン診療の方が診療報酬が低い。これが一番の問題だ!

 ■ 対面診療を要求する患者が多い。 ← そうでない患者もいる。

 

医療の世界を、あまり効率化や合理性で付き進めてはならないが、検討の余地は十分あるように思う。

 

先進諸外国はオンライン診療は進んでおり、予約管理・電子カルテ・医療データベースを基礎とした新薬や医療機器・診療技術開発体制が確立されているという。

 

日本のネット診療は相当の遅れをとってしまった。

 

コロナで、多くの自治体が補助金を用意し、オンライン診療体制を整えた病院の多くが折角整えた体制を使わずにいるという。

 

何とかしたいものだ。