有機農法「そのだ農園だより」から活動紹介

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(12月18日 土 pm)は、島田市東光寺の「園田農園」を訪問しました。

 

目的は、園田農園として始めて作った日本酒「田の」(たの と読む)の発売記品を購入するためです。

 

多くの一般農家が、高齢化・後継難で事実上離農する中で、園田農園さんは早くから有機農法を手掛けて、その安心安全性にいつの間にか多くのファン(リピータ)が付き、お米や大豆の無農薬栽培とその加工で経営を維持してきました。

 

それに加えて今回、日本酒菜種油の新発売となりました。

 

 ※ 使用米は、島田市産無農薬米コシヒカリ100%使用 アルコール度数は14.16%

 ※ 島田市で栽培した無農薬の菜の花(菜種)から一番搾りの菜種油

 

しまだ環境ひろばでは10年前から、離農した農家より休耕田を借り受けて大豆を無農薬で栽培し、一般市民を募集して、園田農園産の米麹とブレンドして自分用の「手づくり味噌」を作り始めたのがきっかけです。

 

今では多くの市民がファンとなり、毎年一月に市民が園田農園に集まり自分用の手づくり味噌を仕込む新年の恒例行事となっています。

 

園田農園さんの主な売り物(みんな農薬は一切使わない)は、

 

 ■ 地場産のお米 ■ 玄米 ■ みかん(そばかすミカン) ■ お茶 ■ 卵 

 ■ 米麹 ■ 手づくり味噌 ■ 日本酒(田の) ■ 菜種油(菜々めぐり)

 

「そのだ農園だより 12月号」よりその一部を紹介すると、

 

 ■ 300坪のみかん畑にはニワトリを放し飼い、夜は真ん中の小屋に戻りをしっかり産んでくれる。

 

 ■ ミカンも無農薬、形や見てくれは我慢、そばかすミカンとして人気、ジュースに加工も。

 

経営者の園田巳義さんは、今、農家は後継難で危機だ、何とかしたいが自分一人では無理だ、若い応援団が園田農園を盛り上げてくれてここまで来たが、耕作放棄地はこれからも増えていく。何とかしたいが!

 

みかん農園のニワトリ小屋で子供たちの卵取り、菜の花まつり、大豆畑の草刈り、農作物の加工作業などなど、市民や子供たちに開放したい。

 

しまだ環境ひろばの環境維持活動や、子供たちの環境教育に期待したい、と園田さんは熱っぽく語っています。

 

しまだ環境ひろばの会員の平均年齢は75歳を超えており、園田さんの夢に応えられる若者はいないものか、悩む今日この頃です。

 

求む、若者! 来たれ農業に理解がある若人よ!