NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
しまだ環境ひろばでは、4ヵ所の市民農園を維持運営しています。
今日(1月21日 金)は、御仮屋市民農園・中溝町コミュニティ農園・伊太八幡宮西農園に続いて4ヵ所目の「伊太観音様奥農園」をご紹介します。
<伊太観音様奥農園(梅林)の経緯と現状の紹介>
■ 場所は、市内伊太の観音像の直ぐ奥、玉雲寺の墓地の直ぐ横に位置します。
■ 地主は、伊太八幡宮西農園の地主と同じ伊太に居住するIさんで、高齢化で梅林の世話ができなくなり、しまだ環境ひろばに維持管理を任せたもの。
■ 長い期間放置された梅林は、細い矢竹で覆われ梅の木は全く見えない状況、平成23年12月(2011年)、「水とみどり分科会」の数人が出動し先ずは矢竹の伐採から取り掛かりました。
■ 主担当にR・Sさんを据えて、Kさん、Hさん、M・Sさんが応援。
■ R・Sさんは、梅の木の栽培法(剪定や土壌管理)を懸命に勉強
■ やっとで矢竹を皆伐し、梅の木を剪定し、土壌を改良し開園に漕ぎつけ10年目の今日に至っています。
島田市伊太地区は梅の産地、毎年2月には地元自治会が盛大に「梅まつり」を開催、5月末~6月初旬には一斉に収穫が行われます。
しまだ環境ひろばでも、毎年この時期に、会員や一般市民に集まってもらい、しまだ環境ひろば塾「梅の収穫を通じて自然について考えてみよう」を開催しています。
児童たちも参加し、梅の収穫を楽しんでいます。
さて、4ヵ所の市民農園は主担当者の頑張りで、どこもきれいに整備されていますが、これからどこまでできるのかな、非常に心配です。
梅林の維持管理をしたい市民は、いないものか。
一年間放置すれば、折角開拓した農園が元の雑草地や放置竹林に戻ってしまいます。
後継者が必要です。
遊びやお祭りに出て来る市民も、「環境保全活動」には目を向けません。
市民活動団体は、”自然に育つものか” ”育てるものか” 自問自答する今日この頃です。
環境保全活動をしている市民活動団体が、ドンドン減っています。