市民・事業者・市の連携で手づくり味噌の拡大を

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(1月22日 土)は、今年度5回目「新春 手づくり味噌の会」を開催しました。

 

集まったのは、市内の主婦14名ですが、休日ゆえにご家族連れ(夫や子供たち)が多く、子供たちは3つの大鍋に大豆が煮える様子を珍し気に見学していました。

 

例年は早朝から、大豆の煮込み・冷まし・米麹とブレンド・容器への仕込みなど体験会方式でやるのですが、コロナ禍、対面は自粛して容器の持参・完成品の引き取りと質疑応答方式に変えています。

 

今日の参加者は、広報しまだ11月号で公募した新人が半数でしたので、容器に詰めた味噌の保管方法等、しっかりとレクチャーしました。

 

一方、今日の参加者の半数はリピータでしたが、手づくり味噌を食べたら他の味噌は食べられない、と異口同音に高評価! 改めてうれしくなりました。

 

苦労が報われた思いです。

 

会場は東光寺の「園田農園」、講師は代表者の園田巳義さん、今年度からこれまでの米麹に加えて、しまだ環境ひろば専用の大豆も無農薬で栽培してくれています。

 

園田さんは、田市に広がる耕作放棄地を憂慮し、その活用を考えられていますが、一農家だけの力では広がる耕作放棄地にとても対応できないと悩んでいます。

 

島田市環境基本計画では、市・事業者・市民が連携・協働して「農地を守る」取組みを掲げていますが、耕作放棄地の拡大に中々追いつきません。

 

日本の食料自給率低さが問題になり、耕作放棄地の活用が課題になっています。

 

問題は、外国産の安い穀物に勝てないということですが、その答えは「手づくり味噌」にあるのではないか。

 

先ずは美味しいこと、その上に安心・安全なものを作ればかなり高いものでも消費者は評価する。

 

市民(市民グループ)が連携して「手づくり味噌の愛好会」をつくり、事業者が耕作放棄地を活用して安心・安全な大豆・米麹をつくり、この動きを市も支援し、連携して斡旋して行く仕組みを作れば相当量の味噌が捌ける。

 

手づくり味噌の会も、フアン(リピータ)が、100人規模に成長してきました。

 

仕組みさえできれば、可能性は十分ある。

 

この輪をもっと拡大したものだ。