IPCC報告、各国に対策を迫る!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(4月5日 火)の日経新聞朝刊のトップ記事は、ウクライナ戦争を差し押さえて、IPCC報告」だ。

 

それくらい重要なニュースということだ。

 

 ※ IPCC報告書とは、国連の気候変動に関する政府間パネルの略称で、世界の研究者が協力して気候変動について最新の研究成果を定期的に纏めたものです。

 

「国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP)」で話し合われる温暖化防止対策の基礎的資料になったり、各国の気候変動対策に科学的データを提供する役割を担っています。

 

今回のIPCC報告は、英国グラスゴーにて開催されたCOP26で合意に至った産業革命以前からの気温上昇を1.5度以内に抑えることを目指して努力をすることを決意」達成の方策をまとめたものです。

 

報告書の骨子は5つ

 

 ■ 気温上昇を1.5度以内に抑えるには2025年までに減少に転じさせる。

 ■ 化石燃料を使ったインフラが排出するCO₂の大幅削減のための技術導入と投資

 ■ 再生可能エネルギーの普及

 ■ 電気自動車の飛躍的普及

 ■ CO₂の除去法の導入

 

今回のロシアによるウクライナ侵攻は、COP26で合意した目標の達成に暗い影を落としています。

 

報告書は、今年の11月にエジプトで開催される「COP27」の話合いの基礎になり、各国に改めて覚悟を迫っています。

 

地球温暖化防止対策は一刻の猶予もないわけで、私たちも最大の関心を持って日常の小さなことから取り組んで行かなければならない。