NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
昨日(4月27日 水)、「NEWS LETTER~市民活動センター通信」が、島田市市民活動センターから届きました。
島田市市民活動センターは、島田市と市民の間にあって市民活動に気軽に相談に乗る中間組織で、「NPO法人 クロスメディアしまだ」という市民団体が請負い担っています。
昨日送られてきた「市民活動センター通信」は、季節毎(春・夏・秋・冬)に発行されている季節号で、今回の春号の内容は次の通りでした。
■ 「夏休み 1Day ボランティア」という企画で、市民活動団体への「中高生ボランティアの受入れ」要請でした。
しまだ環境ひろばは、4ヶ所の市民農園(菜園2ヶ所・果樹園2ヶ所)を維持管理していますので、夏休みの一日、中高生数人を受け入れて里山づくりに参加してもらうことはできますが近日中に仲間と相談をして見たい。
■ もう一つは、迎えた令和4年度の市民活動センターの活動テーマは「協働」にしたとのこと。
市民活動団体・企業など互いの強みを活かして協力することで、活動が広がって行くことが「協働」の魅力だという。
その通りであり、しまだ環境ひろばもこれまで他の市民団体や企業に働きかけて、体験会・視察会・学習会などなどイベントを開催してきましたが、その場限りで終わってしまい定着しません。
いくらやっても達成感がなく、やったーという満足感・やりがいが湧きません。
お祭りやイベント開催の協働も良いのですが、やはり市政の中でちょっとした重要問題(課題)を取り上げ、市民(団体)と行政が協働して企画・実行し、成果をあげて貢献して行くことが大事ではないか。
例えば、ごみの減量という大問題を大上段に取り上げるのではなく、
■ 生ごみに水分をつけたまま「燃えるごみ袋」に入れると、それを焼却するのに莫大な燃料費がかかっている。どうしたら生ごみの水分を切ることができるか、その方法を市民で考える。
■ 「燃えるごみ袋」の内側を新聞紙やダンボールで隠すことが習慣化しています。勿体ないですね。どうしたら良いでしょう。
■ 燃えるごみ袋に、紙きれや封筒や資料がいっぱい入っています。これら雑紙をなぜ「燃えるごみ袋」に入れるのでしょうか。
このような小さくても重要な問題を取り上げて、市民数人が集まりその中に行政の若手職員が一人入って実行案を纏め上げ、それを行政が実行して行く。
決して難しい事ではない。
解決策は、実は市民が一番わかっていることばかりです。
なぜ、生ごみに水分が付くか、なぜ燃えるごみ袋の内側を新聞紙で覆うか、なぜ雑紙を燃えるごみ袋に入れるのか、市民はみんな分かっているのです。
だから市民に、なぜを再認識してもらい、”こうやればできる” 改善策を市民に決めてもらうことです。
市の基本的計画、「総合計画」やその下の「実行計画」には、市民参加・市民が主役・連携協働の文字が踊っています。
市民が主役・市民参加・連携協働とは、市民・事業者・行政が同じテーブルについて企画・実行・評価することです。
欲張ることはないのです。
前述のような小さくても重要な問題に市民の小人数を参加させ、そこに一人の若い市職員を付けてまとめ上げ、それを果敢に実行して行く仕組みを作ることです。
今、市民団体は高齢化・会員減少・後継難で苦悩していますが、もう一つやりがい・満足感で悩んでいます。
中間組織、「市民活動センター」には、そうした「協働の橋渡し役」をお願いしたい。
やりがいがあれば、市民活動団体はもっと活性化します。