NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
しまだ環境ひろばは、市内東光寺で有機農業を営む「園田農園」さんとコラボして「手づくり味噌の会」を運営し、もう10年余り連続開催し今日に至っています。
役割分担は、しまだ環境ひろばが、自団体が維持管理している市民農園でできる範囲の「大豆栽培」と市民参加者募集、園田農園さんが、会場及び設備と素材(大豆・米麹・塩)の提供と指導です。
園田農園さんは、「有機農法」を売り物にしていますので勿論無農薬、しまだ環境ひろばの大豆栽培も無農薬です。
来年1月の「手づくり味噌の会」の開催も、園田農園さんとの下打合せは完了していますので、リピータ(約100名)のみなさん、一般市民のみなさん、是非ご期待ください。
ところで、これから有機農業が「脱炭素」の重要な位置を占めて行くと、「名古屋大学 香坂玲教授」は強調しています。
日本の有機農業の取組み面積は、現状は耕作面積に占める僅か0.5%であるが、政府は生産力の向上と持続性の両立を目指す「みどりの食料システム戦略」を打ち出し、2050年までに25%に拡大する目標を示していると言う。
温暖化ガスの削減と言うと、化石燃料の削減(脱炭素)を思い浮かべるが、有機農業は水質・生物多様性・土壌など温暖化ガスの問題に深く関わり、農林・畜産業における温暖化ガス排出量は、気候変動政府間パネル(IPCC)は23%に及ぶと推定しています。
有機農業と言うと、化学肥料を使わず、無農薬栽培を思い浮かべるが、これに加えてこれから、ITを駆使した農業のスマート化、生産品目を循環させる輪作、資本投下を抑えた粗放的農業を通じた土壌保全、農薬ではなく天敵や光・音・振動を活用した害虫防除、これらの担い手の育成が進むと同教授は言っています。
園田農園さんも化学農薬は一切使わず、どうしても農薬を必要とした場合に限り、天然物質由来の唐辛子や害虫が嫌いなもの)をブレンドした自前の農薬を開発して使っています。
島田市は、「ゼロカーボンシティ宣言」をしました。
再生可能エネルギーの創出、CO₂の発生源の撲滅(可燃ごみの減少等)、地産地消等々やることはいっぱいありますが、「有機農業」にも光を当てて支援してもらいたい。