異常気象!「地球温暖化」は待ったなし

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

超大型の台風11号が、沖縄県や九州北部に暴風と豪雨をもたらしながら、日本海に抜けようとしています。

 

今年の日本は、「極端気象」とか「線状降水帯」とか、これまで聞き慣れない言葉が新聞やテレビを賑やかしています。

 

 ■ 線状降水帯:短時間にバケツをひっくり返したように降る局地的な大雨をいう。

 ■ 極端気象:豪雨や熱波などが交互に、激しく、高頻度にやって来る様で、世界で同時多発的に発生し始めています。

 

梅雨どきから夏にかけて経験したことのないような異常気象に見舞われ、今度は超大型の台風が暴風雨を伴ってやって来て、台風慣れしている沖縄県でも大きな被害が出ている異常な台風です。

 

世界に目を転じると、この夏の猛暑でフランス西部を流れる「ロール川」や欧州の重要な水路である「ドナウ川」、ドイツの「ライン川」では、川が干上がったり水位が異常に下がったり、船舶の航行ができなくなり経済が成り立たなくなっているという。

 

アルゼンチンの「パラナ川」も同じように、水路輸送に支障が出て穀物の輸出が困難になっているという。

 

水位の低下減少は、枚挙にいとまがないという程、世界の各地で発生しているという。

 

一方これとは逆で、フィジー諸島共和国」や「ツバル」のように海面上昇により、潮が満ちた時は、国土が水面下に沈む場面がドンドン増えている国もある。

 

海面上昇の原因は、海面の温度上昇による膨張と、氷河や氷床の融解であるが、この100年で19cm上昇、21世紀中には最大80cm上昇すると言われています。

 

明らかに地球温暖化が起因しているわけですが、昨年11月のCOP26「国連気候変動枠組み条約締約国会議」で決めた目標すら、その達成が危ぶまれる事態に陥っています。

 

ロシアによるウクライナへの軍事進攻を発端に、制裁合戦となり世界的なエネルギーの需給アンバランスが発生、各国の温暖化ガス排出量削減計画に狂いが生じたためである。

 

異常気象!地球温暖化は待ったなしだ。

 

世界の気候変動は一刻の猶予もない。危機感が本当に不足している。

 

人間はこんなにも愚かであったのだろうか。

 

非常に歯がゆいが、私たち国民・市民にできることは、日頃のくらしの中での「省エネ・節電」行動を地道に継続するしかない。

 

せめて、くらしのごみくらい、「出さない」・「燃やさない=資源化」をモットーにして努力したいものだ。