小旅行の中で、自然環境の保全を考える。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

一昨日・昨日(10月28日~29日)、4人の仲間(4人会)で山梨方面に小旅行をしました。

 

コロナ禍で何回も延期を繰返しての小旅行でしたが、温泉・食事・ドライブが目的の、のんきな旅でした。

 

静岡を出て国一から第二東名経由全面開通した中部横断自動車道に乗り富沢ICを降りて、天子湖を源流とする佐野川沿いの佐野川温泉で一泊。

 

最後まで残った「南部IC~下部温泉早川IC]間が開通し、昨年8月全面開通した中部横断自動車道は快適で、目的地までは僅か1時間余、本当に静岡県山梨県便利になりました。

 

最近、静岡県山梨県非常に連携が密になりました。これだけ便利になれば静岡県の魚、山梨県の果物等々、往来が頻繁になるわけだ。

 

佐野川は、先の台風20号の影響か、山からの土砂崩れの跡が目立ちました。

 

佐野川温泉は、目立たないひなびた温泉宿でしたが、温泉(源泉かけ流し)も食事(山菜中心の田舎料理)も大変に良く、隠れた穴場であった。

 

2日目は、52号線経由早川沿いの渓谷を見ながら「西山温泉」・「奈良田温泉まで足を延ばし、山菜そばの昼食とコーヒーで至福の時間を過ごしました。

 

「早川」は、急流で川底に土砂が溜まるのが早く、川沿いは浚渫機械と砂・砂利の採石場がいっぱい、道路は往復共に砂利を運ぶダンプの専用道路のような感じでした。

 

砂利が溜まり過ぎると、洪水が起こるので浚渫と砂利の運び出しは、高い山がたくさんある日本の宿命でもある。

 

筆者の地元、大井川でも昔は土砂が海に運ばれ、海岸を豊かにしましたが、今は上流部に土砂が溜まり危険が増しているという。

 

復路はまた「中部横断自動車道」に乗ったら瞬く間に静岡で、昔は宿泊が当たり前の旅行でしたが、日帰りでも十分楽しめることが分かりました。

 

52号線沿いには、リニア新幹線関連でしょうか、交通規制の標識や整理員がたくさん立っていましたが、いつまでこの問題は続くのでしょうか。

 

早川(山梨県)は、静岡県リニア新幹線が通る場所とすぐ隣合わせの地区で、間ノ岳を源流とする大井川もすぐそばでした。

 

自然の保護と便利さの追求、難しい問題ですが、自然環境の維持を優先させつつ、調和してもらいたいものです。

 

小旅行の中で、自然環境の保全も考えてしまいました。