「令和4年度 島田市社会福祉大会」に参加

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(11月30日 水 pm)は、島田市社会福祉協議会主催の「令和4年度島田市社会福祉大会」に参加しました。

 

大会は、第一部の式典「協議会会長表彰式」と、第二部のシンポジューム「インクルーシブ教育~地域の中で共に育つ~」で構成され、第二部に出席しました。

 

しまだ環境ひろばは、同協議会が主催し恒例となっている「ふれあい広場」では、市民農園で収穫した枝豆販売のお店を出店したり、しまだ環境ひろばが主催する「市民環境塾」障がい者さんを招待し一緒に竹林の整備をしたりして連携・協働してきました。

 

また、同協議会が運営する「ボランティア団体保険」「行事保険」の加入では毎年お世話になっています。

 

大分前の話ですが「協議会会長賞」を授与されるなどもあって、以来同協議会の会員にもなっていますので招待状を頂き、今日の福祉大会参加になりました。

 

第二部のシンポジュームのテーマはインクルーシブ教育~地域の中で共に育つ~」、

インクルーシブとは「みんな一緒に」という意味、障害がある子もない子も、大人も子どもも共に過ごすことでお互いを認め合い、励まし合う気持ちを育んでいきたい。そんな思いからみんなの居場所づくりが始まっているという。

 

コーディネーターは、金谷地域で放課後学習を運営している「松浦静治」氏、シンポジストは、県立藤枝特別支援学校の「細田翔生」氏、リアンの会「柴田明子」氏、愛の芽の会「池谷愛子」氏でした。

 

シンポジュームは、4名の活動紹介から始まりました。

 

■ Study Like Playing 松浦静治氏

 ◆ 教育は学校だけではできない時代になった。放課後学習支援のため「陽だまり教室」を開校した。宿題・子どもたちのやりたいこと(将棋・お手玉など)・障がい者と子供たちの交流を通じて、今では子供たちの居場所になってきた。

 

■ インクルーシブスポーツクラブ 細田翔生氏

 ◆ 誰でも参加可能、やってみたいことをみんなでやってみるという「インクルーシブスポーツクラブ」を立上げた。いまでは参加者が主体的に相互に考えたことをやり出している。

 

■ リアンの会 柴田明子氏

 ◆ ご自身の障がいを持つ息子(小学生・中学生・高校生)の成長記録の紹介、親の同伴を条件に普通学級に編入を許され寄り添った経験、いろいろ大変なこともあったが、みんなが気遣ってくれて今がある。

 

■ 「愛の芽の会」 池谷愛子氏

 ◆ 10年前に子供食堂を立上げた。今年度「愛の芽の会」を立ち上げ、障害のある子も、ない子も参加自由、「農業体験」を中心に活動している。

 

最後に会場の来場者に感想・意見が振られ、一人は自分は障がい者だが見かけは障がい者と見分けがつかないので苦労しているとの話。

 

もう一人は心臓に障害のある孫を持つおばあさんの話、孫には障がい者であることを隠すなと、小さい頃から教育しそれが今日までみんなの支援を貰って幸せに生きている話でしたが、会場の感激を誘った。

 

コーディネーターの松浦氏は、学校教育にもいろいろ課題はある。教育は学校だけではできない時代になった。学校・地域がみんな一緒に!! 互いを認め合い、助け合って

インクルーシブを実現していきましょうと結んで今日の大会を締めました。

 

良い福祉大会でした。