NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日(2月7日 火)は、大井川用水路を活用しての「小水力発電事業計画」の打合せを行いました。
集まったのは、事業計画立案に最大協力を願った地元発電機メーカの「S工業所」さんと、しまだ環境ひろばの当事業責任者(筆者とK顧問)で、目的は事業計画の今後の進め方の検討です。
<これまでの経緯>
平成25年10月(2013年)、島田市では「島田市ゆめ・みらい百人会議」が発足し、しまだ環境ひろばから2名(筆者とK顧問)がエントリーして、エコ・未来Gに所属し、小水力発電の創出を掲げて研究・検討を開始しました。
平成27年4月、島田市の市役所庁内に「島田市小水力発電合同検討会」を設置して研究・検討が進められました。
平成27年9月、「島田市ゆめ・みらい百人会議発表会」にて「大井川用水路を活用しての小水力発電計画」を発表しました。
平成29年10月、合同検討会の成果として「島田市小水力発電ガイドブック」を制作し、「島田市くらし・消費・環境展」に展示ブースを連続4回出展し、市民にアピールしています。
しまだ環境ひろばの悲願は、島田市のどこかの大井川用水路を活用しての小水力発電の創出です。
昨年6月17日、発電機メーカのS工業所さんとしまだ環境ひろばで、候補河川の現地探索を実施し、市内向谷地区の「島田川・うぐいす橋」付近の落差を第一候補と決めました。
その後何回かの会合を経て、昨年10月20日、島田市及び大井川土地改良区さんの協力を頂いて、島田川の水を止めて現地測量を行いました。
測量結果を持ってS工業所さんの最大協力により、昨年11月「島田川小水力事業計画書」を作り上げました。
計画は採算的に非常にハードルが高く、諸々の角度(ハード・工事・資金手当等々)から再検討を要し、今日はその対策打合せでした。
打合せは、本事業計画の事業価値・コスト低減・補助金・クラウドファンティグ等々に渡り意見交換しました。
また事業とは異なるが、市民の環境意識の醸成(市民の環境意識の向上・教育)のための小規模発電計画の立案にも及びました。
結局、当事業計画のスポンサー(事業主体)候補へのアプローチ訪問の実施と、市民の環境意識の醸成のための小規模発電計画の検討と、次回以降のスケジュールを決めて今日の打合せを終了しました。
小水力発電は資源を持つ地域が頑張らなくてはならない。
島田市は、「ゼロカーボンシティ宣言」をしていますが、市内で使われる電力の内、再生可能エネルギーで自給している割合は38%と全国でもトップクラスにいます。
「ゼロカーボンシティ宣言」をしているわけだから、自給率を100%にするくらいの覚悟がなければ達成できません。