地元の「お庚申さん供養祭」に参加

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(4月23日 日 am)は、地元の「庚申様供養祭」参加しました。

 

筆者は2期4年、地元自治会3役を担いましたので毎年供養祭に呼ばれています。

 

「庚申講」と呼ばれ、づっと昔から干支で言うところの庚申(かのえさる)の日に集まり、庚申を祀ってお神酒・精進料理などを祭壇に供え、念仏を唱えた後、雑談をして時を過ごして来ました。

 

筆者も少年時代に、おばあさんたちが集まり念仏を唱えていたことを思い出します。

 

さて筆者の地元町内には、稲荷庵がありその中に延命地蔵尊」「二十三夜尊」を祀っています。

 

稲荷庵(今の東公会堂)の玄関には、古い立て看板があり稲荷庵の歴史が書いてあります。

 

昔この地に赴任した浅原才兵衛という人物が、荒れた土地を開拓して田畑と家を造って、林の中に伏見稲荷のお社を構え、その横にお堂を建立して二十三夜尊・延命地蔵をねんごろに祀ったという。

 

浅原才兵衛は、子供がいなかったこともあって晩年は自宅と土地と稲荷庵を地元のお寺である「洞源寺」に寄進、その後国の社寺返還令で地元村民が協力して稲荷庵を買い上戻し、それからと言うもの、毎月23日・24日には村民が集まり供養して来たという。

 

今日(4月23日)の「お庚申さん」供養祭もその一環で、地元世話人が引継ぎ、自治会も支援して今日に至っています。

 

今日は、お経「南無梵天帝釈青面金剛童子(なーむぼんてんたいしゃくこんごうどうじを参加者全員でゆっくりと10回唱えて儀式は終わりました。

 

地元の稲荷庵(延命地蔵尊・二十三夜尊・お庚申さん・弘法大師道元禅師)は、世話人会が英々と引き継いで来ておりますが、人間関係がだんだん疎遠になって来ていますので大事にして行きたいものです。

 

一般住民の参加があればもっと良いですね。