議会から「ごみの減量化提言書」が提出された!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

一昨日(5月22日 月)、「しまだ議会だより NO.88号」が、隣組回覧板(各戸1冊)で届きました。

 

その10頁のコラム欄に、議会レポート「ごみの減量化に対する提言書」を提出したとの記事が載り、全文を読んですっかり嬉しくなり、議会関係者に心から感謝したい。

 

しまだ環境ひろばはこれまで、他の市民環境活動団体と共に「ごみの減量問題」には、「先進都市の視察」、「生ごみの堆肥化研究と実行」、「ごみの減量提言書の提出」等々真剣に取り組んできましたが、この20年間成果に結びつかず、ごみの量も減らず、処理経費は増える一方です。

 

 <昨年度からの、ごみの減量問題の経緯>

 

■ 昨年5月21日(土)の議会報告会「市民との意見交換会(島田会場)にて、島田市から議会に対して「ごみの有料化」の提案があり「総務生活常任委員会」が中心となって回答をまとめることになった。その一環で市民の意見を聞きたい、と主旨説明があり、席上では、「有料化は時期早々、やることをやってからだ」の意見が大勢でした。

 

■ 昨年10月27日(木)、議会・総務生活常任委員会さんの計らいで、しまだ環境ひろばと委員会間で「意見交換会が実現、今後の委員会審議の中で充分に参考にさせて頂くとのお言葉を賜わりました。

 

今回の「ごみの減量化に対する提言書」は、市民意見交換会や市民環境活動団体(しまだ環境ひろば他)との意見交換会を踏まえたものです。

 

 <以下、提言書の内容一覧(原文通り)>

 

1.出前講座やワークショップなどを通し、市民参加型の取り組みを図られたい。

2.市民とともに、ごみ減量目標と具体的な取り組みの協議や推進を図られたい。

3.市民とともに協議した、ごみの減量化や分別などの取り組みを、市全体として取り組む体制を構築されたい。

4.庁内のDX化を推進し、率先垂範の姿勢で全庁的なペーパーレス化を図られたい。

 

4項目めを除いて1.2.3項目は、市民意見交換会と市民環境活動団体との意見交換会で出た意見そのものであり、市民の意見を汲んだ提言書に絶大なる敬意を表したい。

 

この20年間で、やらなければならないことは出尽くしています。

 

 ■ 第一次(2015年~2022年)島田市一般廃棄物処理基本計画中の島田市廃棄物減量等協議会(環自協)の提言書、及び第二次(2023~)環自協提言書

 ■ 2015年9月、第一次ゆめ・みらい百人会議 エコまち未来プロジェクトAチームから「提言書」を提出、市民の前で発表しました。

 ■ 2023年1月、第三次島田市環境基本計画(原案)に対し、パブリックコメントでごみの減量策を具体的に提案しました。

 

なぜ成果が上がらなかったのか。

 

 ■ それは掛け声が先行し実践しなかったこと。

 ■ 何でも燃やしてくれるという「楽チン」が市民に染みつき、真剣に向き合う姿勢に欠けた。

 ■ 提言書に具体性(どの行動をどう変えるのか)を欠いた。

 ■ なぜ必要か、市民を説得できなかった。

 

今回の、議会の総務生活常任委員会の提言書(3項目)にあるように「市民が決め、市民が実行する」、市全体で取り組む体制を作り(ごみ削減大運動を展開し)、今度こそ不退転の決意で実行し、成果を上げなければならない。

 

できなければごみの有料化も已む無し、最後のチャンスだ!