茶柄を肥料に混ぜてモロコシ栽培、もっと活用を!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

一昨日(5月22日 月)の夕刻、地元新聞・テレビが一斉に、JA大井川金谷営農センターが指導して、茶柄を混ぜた肥料を使ってトウモロコシを栽培して売り出した、というニュースを報道しました。

 

商品名を「Teaモロコシ」と名付けて、物産館「KADODE OOIGAWA」で販売し好評を博しているという。

 

茶柄には、ポリフェノールセルロース(繊維)アミノ酸などの養分が豊富に含まれているため、良質な土づくりとトウモロコシの食味向上に期待できるという。

 

県民だより5月号では、「茶柄のおいしい食べ方」が紹介されました。

 

茶柄には植物繊維や脂溶性ビタミンなど栄養成分70%も残っており、茶柄の水分を切って、岩塩、オリーブオイル、砕いたアーモンドをトッピングすればサラダ感覚でおいしく食べられるという。

 

まだまだ工夫すれば茶柄を利用していろいろな食べ方、レシピが作れそうだ。

 

茶柄は養鶏場のニワトリのエサに混ぜて食べさせることも考えられる。是非実証実験して見たいものだ。

 

多くの家庭で「茶柄」は生ごみ扱いで、当然ながら水でビチャビチャのまま「燃えるごみ袋」に入れて排出し、市のごみ回収車→焼却センターで燃焼されていますが、燃料食いの始末の悪いごみです。

 

筆者のように、生ごみと混ぜて「完熟堆肥化」している家庭は、焼却センターのお世話にならないで貢献しています。

 

完熟した堆肥の中には栄養分も含まれ、作物には良い影響が出ていることでしょう。

 

茶柄は、うまく工夫して食べてしまったり、肥料に混ぜて使ったり、生ごみと一緒に混ぜて堆肥化したりして、「燃えるごみ袋」に入れないことを考える必要があります。

 

どうしても「燃えるごみ袋」に入れなければならない時は、せめて一日干して水分を徹底的に切ってから排出するよう努力すべきだ。

 

茶柄は、陽に干しても独特な良い匂いを発し、虫は寄って来ません。(実証済み)

 

量は少ないと思うが、水でビチャビチャの茶柄は、水分が飛ぶまで燃えません。

 

焼却センターでは、コークスや石油など燃料を一番食っている「始末の悪いごみ」です。

 

茶柄を肥料に混ぜて作った作物、工夫して食べてしまう茶柄、生ごみと一緒に堆肥化、養鶏場に提供して鳥のエサに混ぜる、これらができない家庭は陽に干して水を切って燃えるごみ袋へ入れる。

 

茶柄の有効利用と共に、焼却センターのごみ減量、引いては燃料費の節約に貢献できる。

 

茶柄という小さなごみですが、決してバカに出来ません。

 

ごみの減量・燃料費の削減は、ごみの種類別に小さな行動の積み重ねだ。

 

先ずは実行だ!