NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日(6月5日 月)は、「環境の日」です。
環境省のホームページを開くと、
1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです。国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めており、日本では「環境基本法」(平成5年)が「環境の日」を定めています。と紹介しています。
一括りに環境と言ってもその分野は多岐に渡りますが、大きく分けると4つです。重要度は順番が付けられない程どれも大事です。
1.地球環境:地球温暖化・脱炭素・省エネ・再エネなど。
2.資源環境:廃棄物(ごみ)・環境美化・不法投棄・地産地消など。
3.自然環境:河川・森林・農地・動植物など。
4.生活環境:公害・水質・大気・悪臭・騒音・振動・有害物質など。
これら4つの分野は有機的に繋がっており、循環型社会づくりやSDGs(持続可能な開発目標)の実現を目指すための重要なファクターです。
そんな中で「廃棄物(ごみ)の削減」問題は、身近で、やっかいで、全国の自治体の最重要改善課題になっています。
環境省が令和5年3月20日に公表した令和3年度の「一般廃棄物排出及び処理状況の調査結果」を見ると、自治体別の差(排出量・市民意識・覚悟)は歴然です。
<令和3年度 自治体別 一人一日ごみ排出量・リサイクル率ランキング(環境省)>
人口10万人未満 10~50万人未満 50万人以上
ごみ少ない順 1位 長野県 南牧村 静岡県 掛川市 東京都八王子市
リサイクル率 1位 北海道 豊浦町 神奈川県鎌倉市 千葉県 千葉市
2位 鹿児島県大崎町 東京都小金井市 東京都八王子市
ランキングの中に、観光都市の鎌倉市や京都市が入っており、過去のごみの量を半減したことに驚く!
これらの地域がなぜ減量目標を達成できているのか、環境省は次の5つを上げています。
共通して言えることは中途半端は止めて、退路を断って不退転の決意で実行していることです。最初から逃げ場を作っておけば甘くなる。
■ 危機意識と目標設定、分かり易い広報:市民になぜ・本当の理由を徹底的に伝えて思い切ったごみの半減を目標としたこと。
■ ごみ袋の有料化:やることをやって更に有料化(一部の自治体)に踏み切った。
■ 生ごみの資源化:徹底的な分別・資源化を目指し、市民に還元
■ 飲食店を始めとした事業系での削減:事業者と共に!
■ 食品ロスの削減:食生活から改善(余分につくらない・食材は使い切る・余分な水はつけない・食べ残さない)の徹底
ごみの削減は、市民になぜ(Why)と本当の理由を伝えて、分別の徹底(生ごみ・紙・プラスチック・古布・剪定枝など)に尽きるのです。
島田市でも、いよいよ市民との対話~検討~計画~実行が始まります。
期待したい!