市民活動の活発化は、「自治会」と「市民団体」の 連携・協働から

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


市民活動は、大きく分けて、2形態に分かれる。(注: 自治会と町内会の言葉の使い分けや区分は曖昧です。)

 
  ■ 自治    ◆ 町内会      →  主に行政からの情報の伝達機能

             ◆ 地域コミュニティ  →  地域内の分科会活動、親睦やイベント
                               開催機能


  ■ 市民団体  ◆ NPO法人  → 法人格を持ち、専門分野の主導的役割

             ◆ 任意団体  → 個人もしくはグループ活動団体で法的制約は
                         受けない。


自治会は、行政機能の分身でもあるので、いわばエンドレスの組織である。 地区単位の縦割り組織であり、情報の伝達や徹底は極めて速い。


一方、市民団体は、専門分野に精通する横断的組織であり、その存続は機能すれば生き、しなければ消滅し、不要化する。


市民活動の、市民への浸透の遅さや、不徹底が最大の悩みです。


自治会を、「縦糸」 とすれば、市民団体は、「横糸」 である。


市民団体にとって、自治会の市民伝達の速さや徹底は魅力である。


一方、自治会では、市民団体程の専門知識や経験のある人材は少ないし、いても発揮しようとしない。


本来、縦糸 (自治会)と、横糸 (市民団体) がうまく融合すれば、面になり影響力を発揮するが、残念ながら現実は融合や、連携は殆どなく、往々にして仲が悪い時もある。


島田市に於いても、殆ど連携も協働もない。


しまだ環境ひろば (市民NPO法人)では、日頃の活動を市民へ浸透をすべく、自治会に働きかけています。


   ◆ 自治会に案内チラシの配布を頼んだり、 (例:御仮屋町内会など)

   ◆ 活動の協働を持ちかけたり、 (川根町まちづくり川根の会・伊太町内会など)

   ◆ 実際に、自治会活動の中に入り込んだり (相賀町内会の相賀の里を良くする
     会など)


して、市民団体の活動を、自治会住民への浸透を図ってきました。


これ等の活動の中で、現在効果を発揮しているのは、「相賀の里を良くする会」 の事務局入りをして、自然環境の保全を目的の、「地域起こし活動」 です。


自然環境の保全は、しまだ環境ひろばの、一丁目一番地の活動で、「相賀の里を良くする会」 に活かされています。


「手づくり味噌の体験会」 も、しまだ環境ひろばの長年のノウハウが、「相賀の里を良くする会」 に伝承したものです。


市民活動を活発化していくためには、自治会活動 (縦糸) と 市民団体活動 (横糸) の融合・連携・協働が是非とも必要です。


このきっかけ作りは、市民と行政の、連携・協働から生まれてきます。


島田市自治会・市民団体も早くそこに行きつきたいものです。