現実論

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


NPO法では、会員として入会しようとするものは、正当な理由がない限り、入会を拒む事はできないことになっています


しまだ環境ひろばの会則でも、同様であり、NPO法人になってもこれを変えることはできません。


従って会の中にはいろいろな考えを持った人がいます。


ガレキ受け入れ問題でも、賛成派から反対派まで、原発即廃止派から容認派までいます。


基本的に、ボランティア団体で、個人の集まりですから、議論はできますがどちらかに集約する事はできません。


ある講演会で、講師が、下手な妥協案で会を存続していくよりも、解散して同じ考えを持った人で再結集した方が良い、と発言していました。


創立以来8年間も存続してきたのは、”望ましい環境像の実現” という旗のもとで、具体的には、自然を守っていこう、ごみのない町にしよう、エネルギーを大切にしよう、健康な食文化を育もう、など、誰もが反対のない目標を掲げてそれに向かって活動してきたからに他なりません。


波風を意識的に避けてきたのかもしれません。


基本的に、これからも大きくは変わらないと思いますが、法人になって、果してそれだけですむだろうか。


水力発電も、生ごみの資源化も、放置竹林・耕作放棄地の再生も、どれ一つ取っても、行政と協働しなくては何もできない。


会の中にいろいろな考えがあるが、現実論に向けて大きく舵をきることも必要になってきた今日この頃である。