地域エネルギー利用の推進

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」です。
今、世界では、地球温暖化問題が日増しに深刻化しています。日本では、新政権の鳩山首相は、2020年までに温暖化ガスを1990年比25%削減を表明しました。
私たちの分科会では、地域で出来る地域エネルギー利用の推進を目指し、微力ですが次の事に取り組んでいます。
1 南洋油桐という木の栽培に取り組み始めました。この木の種を搾油すると、A重油並みの油が取れることがわかっています。しかしもともと熱帯地域の植物ですので、静岡県で越冬でき、実を付けるかが鍵です。
成功すれば、温室のボイラーの重油の代わりに使う事が出来ます。
2 支那油桐という木にも着目し、栽培に取り組み始めました。この木は島田市でも多くの地域に生息しています。やはり実から油が取れ、昔は傘に塗ったり、灯油代わりに使ったりしていたようですが、精油方法の研究により、代替燃料の可能性を秘めています。
3 しまだ環境ひろばコミュ二ティ農園で、今年の秋から、菜種栽培に挑戦します。人体に大変良い菜種油をとり、それを会員に配布、美味しくてんぷらで使った後の廃油を回収し、市の廃油回収システムに乗せて、最終は、BDF(廃油→軽油へ)を市の公用車に利用してゆくという地域循環型社会に、少しでも貢献できればと思っています。

写真は、分科会会員の庭で、南洋油桐をポットで栽培している様子です。 現在50鉢で研究中です。みなさんも誰か一緒にトライしてみませんか。