高速竹破砕機で孟宗竹をチップ化
しまだ環境ひろば 「水とみどり分科会」です。
相変わらず、竹林対策に取組んでいます。昨日(9月27日)は、伊太八幡様前竹林に、市の高速竹破砕機を借りて、チップ化作業を行ないました。
今年は是非とも竹チップの堆肥化を実現しようと取り組み始めました。
さて、しまだ環境ひろばは、島田市環境基本計画にある、5つの環境分野(①水とみどり②ごみ③エネルギー・まちと交通④食生活⑤環境教育)にそれぞれ分科会を置いて、活動をしています。
私たち水とみどり分科会は、微力ですが、豊かな水を活かし、みどりあふれるまちを目指しています。
その中で、主に取組んでいるのが、島田市の山すそで拡大している放置竹林対策(孟宗竹という竹が暴走し頂上まで駆け上がってきています)です。
孟宗竹の勢いは凄まじく、茶畑・雑木林・果樹園をどんどん食い荒らして行き、そのまま放置した場合、表層雪崩の危険性もあります。
私たちは、これまで4ヶ所の竹林に、毎週交互に入って間伐や皆伐をやってきましたが、全く追いつきません。
ここまで来てしまった主な原因は、①竹の需要の急減少
(安い竹材料の輸入)②竹林地主の高齢化③拡大しすぎて誰の持ち物か分からない④竹林は急斜面が多く危険で手が付けられないなどです。
竹が増えても何も困らない、と言う人がいますが、あと30年もたてば、島田市の里山は、全て孟宗竹で覆いつくされ、その伐採費たるや、莫大な税金をつぎ込まなければ元に戻す事は出来なくなります。大きくなった孟宗竹の伐採は、並大抵の作業ではできません。今のうちに何とかしなければなりません。
そのためには、第一に何と言っても地主さんがやる気にならなければどうにもなりません。
一人ではとても出来ませんので、隣同士の地主さんが集まり、そこに私たちのような環境団体や、自治会が協力した小組織を作って取組む、仕組みづくりです。
第二に、伐採しても、孟宗竹の勢いはものすごく、一年で元の状態に戻ってしまいます。従い伐採した竹林をどうして行くのかの計画と、竹の子や若竹を確実に採ることが肝心です。(若竹は簡単に切れます)
第三に、伐採した竹の徹底利用 (堆肥化・竹炭化など)です。
市が昨年、緊縮予算の中で、竹破砕機を購入してくれました。更に市と協力して、何としても前記3つの仕組みを作りたいものです。頑張ろう!!