雨の中でも里山視察

しまだ環境ひろば 「水とみどり」分科会 です。

昨日(3月7日 日)は、市民環境塾「あなたが守りたい、しまだの里山はどこですか」と題して、市民の選んだ里山30選を、参加者32名(一般市民26名、しまだ環境ひろば会員6名)で、バス視察をしました。

目的は、島田市に数多く残っている、里山保全です。里山のイメージは人それぞれが違いますが、大方は、なだらかな裏山、雑木林や竹林、果樹園、そして清流が池や田んぼに注ぎ、畑には野菜が植わり、家族総出で農作業、といったような風景を思い起こします。
島田市にはそういった里山がまだ多く残っています。そのような風景を現場で見ることによって、もう一度里山のイメージを思い起こし、みんなで大事にして行こうという趣向です。

あいにくの雨にもかかわらず、殆どの事前申込者が集合、今回の募集は「広報しまだ」に掲載したこともあり、大変盛況で、募集25名のところ60名位の申込みがあり、先着順で確定してきた事もあり、結果的に40名弱断る事になってしまいました。人集めには苦労してきましたが次回は工夫がいるかな。

前回は、旧島田、金谷地区を中心に視察しましたので、今回は相賀・伊久美・
川根地区を主体として巡回しました。高齢化社会耕作放棄地や休耕田が多い中で、この3地区は頑張っている様子が窺われました。むしろ旧島田地区の方が、耕作放棄地が多いように感じました。
また、里山の象徴でもある、雑木林が少なく、竹林と人工林ばかりなのも本当に気になるところです。

川根地区のガイドを、NPOまちづくり川根の会のMさん・Hさんにお願いしましたが、流石地元の人だけあって、話す事が詳しくて、ぬくもりがある、
また、川根を思う気持ちが満ち溢れ、素晴らしい!!、参加者一同、川根の応援者になってしまい、今回の目的も忘れてしまったように、「お灸団子」や「こんにゃく」など川根のお土産販売に協力してしまいました。
まちづくり川根の会のみなさんの、ご活躍を祈りたい。

”eコミュ二ティしまだ”のセルでもある、「山村都市交流センターささま」のK館長さんのご配慮もあって、弁当持ちの私達に急遽、食堂まで手当てして下さり、これも、「eコミュ二ティしまだ」のセル交流の賜物か、仲間の絆を大事にして行かなければならないことを切に感じた一時でした。
山村都市交流センターささまさん、ありがとう、益々の発展を心から祈りたい。

今回は、しまだの里山30選パンフレットに沿って、欲張って20数ヶ所、
視察しましたが、じっくり見て回るのも良いかもしれない。
回収したアンケート結果は、好評価の回答が多く、またまた疲れも吹っ飛んで行ってしまいました。

写真は当日の視察の様子です。