COP16

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

12月7日より、メキシコのカンクンで、国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議 (COP16) の閣僚級会合が始まりました。

  <COP16とは、16回目の締約会議という意味です>

2013年以降の温暖化ガスの削減の枠組みを決めようという会議です。

現在、国際協約として生きているのは、COP3で決まった 「京都議定書」ですが、この中には08〜2012までの国別温暖化ガス削減義務が盛り込まれています。 (先進国だけが削減義務を負っている)

しかし世界の二酸化炭素排出量の4割を占める中国と米国が入っていません。

こういう状況の中で、中国や新興・途上国は、2013年以降も、京都議定書に書かれている義務を延長すべきだ、と主張しています。

日本は、明らかに不公平だ、として反対しています。

決まれば、国際協約義務ですから、義務を達成できない分は、排出枠を保持している国から、お金で買うことになります。

世界の排出枠の72%は、中国がもっており、”中国が売って、日本が買う”という構図である。

この辺りの国別の事情や、思惑が複雑に入り組んでいるところが、本件をむずかしくしている要因です。

温暖化防止は、待ったなしであり、空白期間が無いよう、公平に分け合って世界が協力して、立ち向かうよう、ありたいものだ。