生ごみの堆肥化 2

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

日本では、産業系生ごみは、「食品リサイクル法」により80%以上が再利用されているのに、一般家庭から出る生ごみは、ものすごい量なのに、5.7%しかリサイクルされていません。

食品廃棄物(家庭系)発生量1,119万トン 再利用64万トン 5.7%
 同   (事業系)    522万トン   207万トン 39.7%
 同   (産業系)    307万トン   264万トン 85.9%
 計           1,948万トン  535万トン   −

お隣の韓国は、90%、ドイツは60〜70%方、堆肥化して農地に利用されているという。

本当にこれまで同様に、お金をかけて「生ごみ」を ”ごみ” として燃やしてしまって良いのでしょうか?

今や世界や日本の先進都市は、生ごみを、「出さない」「燃やさない」「埋め立てない」の方向に走っています。

島田市でも、「生ごみ処理機購入費補助金制度」があります。

また、いくつかの市民団体が、あまりお金を掛けないで、”微生物の活動を利用した方式” で健闘しています。

しかしいずれの方法も、伸び悩み、潮流となりえていません。

どうすれば良いのか。

11日(土)<座学>、12日(日)<実践講座> の両日で、島田市民の少なくとも50人弱が、それを勉強しました。それは

多くの市民が、いずれかの方式に加わって、「一次発酵」 させたものを、どこかに集結をして、それを「二次発酵」 させる仕組みを作ることなのです。

折角、島田市の有志団体が、国の補助金を得て、「温暖化防止のための生ごみ資源化地域協議会」を立ち上げたわけですから、各団体が張り合うことなく、
行政とも協力して、「二次発酵」 の仕組みと場所の確保をすることなのです。

もう一つは、”生ごみ堆肥化名人” の育成です。 

各団体の会員が増えないのは、”生ごみが完熟しないで失敗しての挫折” なのです。

従い、発酵技術を完全にマスターした技術者の養成と、挫折者が出ないよう、指導員を中心とした指導体制が重要なのです。

増え続ける生ごみを、市民が一致団結して、少なくとも増えた分ぐらい、堆肥化して、増量ストップさせたいものですね。
市民がヒートアップする事が肝心です。