ごみをお金に変えて、まちは花いっぱい

しまだ環境ひろば 「ごみ分科会」 と 「事務局」 です。

今日 (2月20日 日) は、埼玉県の戸田市から、環境クリーン室 の吉田義枝 副主幹さんをお招きして、「生ごみを堆肥にして、環境にやさしいまちをつくろう」 於: 多目的ホール 文化 にて、講演会を開催しました。

出席者は、60名を少し割る入場数で、ごみの講演会でここまで集まったのは久方振りか。

主催は、「温暖化防止のための生ごみの資源化地域協議会」 で、しまだ環境ひろばは、発起人且つ、協議会の会員です。

吉田さんの第一声は、”ごみはお金がかかるものだという発想から、ごみはお金になるんだ、という発想転換が必要である” ことから始まりました。


◆ 先ず家庭から出る生ごみを堆肥化し、焼却場で燃やす量を削減する計画の推進

(1)リサイクルフラワーセンターを建設した。
(2)そこで障がい者や高齢者に花の苗を栽培してもらい、生ごみと交換
(3)センターで生ごみは上質に堆肥にし、周辺の県へ安定供給を始めた
(4)障がい者や高齢者の安定雇用の生み出し (週100人)
(6)CO2削減にも貢献
(7)花は、協力者へのお礼 (苦労した人へ報いる)
(8)ひいては、まちが花一杯になり、美しいまちに変貌
(9)戸田市に住みたいという市民が増えだした

◆ ごみの選別を徹底して、資源になるごみの質と量を確保すれば、ごみは高く売れる。

(1)しっかり分別し、安定供給を約束すれば、ごみの売価は高値になる
(2)資源相場をしっかりと勉強・監視し、相場にあわせた価格交渉が大事


◆ 成功の秘訣 → 4つが揃えば結果はついてくる。 

(1)やる気のある行政職員がいる事、育てる事
(2)志、方針 リーダシップ (市長の方針・決断)
(3)市民のやる気・意識改革
(4)場所・拠点

◆ 推進のために大事な事

(1)戦略的に推進 (目的を見すえて着実に知恵を出し実現化していく)
(2)ぶれない事
(3)みんなが協働し合える環境づくり (ほめる・尊重する)
(4)公務員もお金を稼ぐ発想転換が必要

最後に、戸田市のまねをする必要はないが、島田市には可能性があると思うので、頑張ってください、と結ばれました。

吉田さんの講演は、どこでも評判が高いが、今日も、ものすごい迫力でした。迫力に圧倒された人が多いのではないかと思います。


島田市の市民団体も、先端都市の視察や、講演会、生ごみ勉強会を重ねてきましたので、そろそろ仕組みづくりと実行に向けて、踏み出す時期に来ています。


写真は、本日の吉田さんの講義の状況です。