戸田市のごみの資源化は、民間企業経営並み

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

2月20日 (日) 埼玉県 戸田市の環境クリーン室 吉田義枝 (市役所の女性職員) 副主幹さんを講師として、「生ごみを堆肥化して、環境にやさしいまちをつくろう」 の講演会に参加した人達から、すごい・感激・感嘆などのメールを数通頂きました。



ごみの資源化に崇高な目標を掲げ、一歩一歩、着実に実行していることに驚きと感激を隠せなかったようだ。


戸田市の (吉田さんの)  発想や手法は、民間の企業経営そのものである。最初から計算し尽くされている。


◆ 費用対効果をしっかり計算し、予算化を執念をもって求める。
◆ 結果間違ったら変える (失敗と言わない)
◆ 新しいことに次々挑戦する。
◆ センターの利益を積み立て、その累積利益は?億円に達している。
◆ ごみの徹底分別で、ごみの価値を高める。
◆ 質の良いごみ、且つ量が纏まって、安定供給できれば、高く売れる。
◆ 古紙など資源ごみは、相場を見ながら売価交渉する。
◆ 生ごみと花の苗の交換は、頑張った人・協力した人への御土産・お礼。
◆ 自分で植えた花の苗は愛しい、次々と増え、いつの間にか、まちは花一杯。もし植樹を業者に委託したら、すごい額になっているはずだ。
◆ 花の栽培を成功させるため、ディズニーランドの花の職人をハンティングした。
◆ 作った堆肥には、ブランド名をつけた。
◆ 周辺の県に畑を借り、生ごみで作った堆肥を使って、キャベツを栽培し、
肥えたキャベツを収穫、生ごみ堆肥でも良質なキャベツが出来ることを実証。
市長も駆り出し、これを新聞社・テレビ取材・PR、タダでブランドを宣伝してもらう。
◆ 周辺の県の農家に無料で使ってもらい、その良さを分かってもらい、今では安定需要先に、ブランドの宣伝費と思えば安いものだ。
◆ 環境フェアで、本事業を徹底的にPR。
◆ 県や国の環境イベントに絶対優勝すると決意し出展、審査員の審査眼まで調査するくらい準備万端、用意して優勝した。優勝しなくては意味がない。宣伝費に換算したらすごい額だ。


戸田市は、人口は増えているのに、ごみにかかるコストは、どんどん減っているとのこと。


写真は、吉田さんの講演の様子です。