ピラミット 太陽の船

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

今日 (5月20日 金) は、2ヶ月振りに、「静岡生活情報交換会」 に参加しました。


環境漬けでは偏るので、努めて外部の集まりに参加しているのですが、今日は、ピラミット 「太陽の船 の発掘に携わる、石工さんの話でした。


静岡生活情報交換会は、テーマが多岐に渡るので、大変面白い。


さて、ピラミットと言えば、ギザの第一ピラミット ”クフ王のピラミット”が一番有名であるという。


そこでは、クフ王が死んだ後、天空の回廊を、昼と夜の二回、旅する船 太陽の船) が二艘、石窟の中に解体されて保存されており、一艘は既に発掘、組み立てられ、もう一艘は、3年越しで、発掘の準備をしているとのこと。


今日の講師は、その発掘に直接関わっている、石材加工業 蒲原在住のTさんの、目下中の話でした。


なぜ、今回の発掘に石材業のTさんが関わったか、の経緯から話が始まりました。

太陽の船」が納まっている、石窟には巨大な石 (4m×2m位) が40個も、蓋石として乗せられており、それを取り除かないと、船が取り出せないとのこと。


石を吊り上げるだけなら、吊り上げ機械に詳しい人が選ばれるはずだが、Tさんが採用された理由は、「この仕事は気持ちを一つにする事だ」 と答えたTさんのユニークな回答と、いつも石材と戦っている事が、採用側の心を動かしたのではないか、と思う。


蓋石の吊り上げの準備は、Tさんの構想で、進められているが、工程は遅れに遅れて、3年費やして漸くこの6月に始まるようだ。


遅延理由の多くは、現地の技術と、時間管理のおおらかさにあるという。


Tさんの苦労が分かる。


今日は滅多に聞けない話を聞くことができました。


またTさんの、とつとつとした口調も大変好感を持ちました。


次回は、発掘の話を是非聞きたいものだ。 待ち遠しい!!