島田市の小水力発電

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。

去る4月29日 静岡新聞 社会欄 29ページに掲載された、「農業用水で水力発電」 の記事は、島田市民にとっては、驚きと期待と納得で受け止められたと思う。


東電福島第一原子力発電所事故や、中電浜岡原発の一時全面停止など、自然エネルギーによる発電増量の期待が高まる中で、なかなか進まなかった本計画が一気に進み出した感があります。


本計画は、知らない人も多いと思いますが現地、大井川用水は国が管理する一級河川であり、当然ながら本計画は国の計画です。


事業費の3分の2は国、5分の1が県、15分の2が関係市町の負担となっています。 

発電した電力は全量、中部電力が買い取り、その売上金は、近辺の農業維持のために再投資される事になっています。

写真は、今日の現地 (伊太発電所建設付近の大井川用水) の様子です。物凄い勢いで水が噴出し、下に流れて行っています。何十年、変わらぬ風景で、何とも勿体無い話でした。

ただ残念な事は、島田市に流れる水を使って発電するのに、付近の屋外灯が点ったり、電気自動車の充電に使われたり、直接目に触れたり、恩恵を受けることができないことである。


水は発電に使われても減ることはないので、今後は更に下の方の、市が管理する小水力を使って、是非市民が直接に恩恵を受けるようなもので、実現したいものだ。


市民もそれを望んでいるものと思う。