再エネの創出は、市民の理解と意識向上が重要

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー担当」 です。


3日前 (6月27日 金) は、しまだ環境ひろば塾 「しまだエコの郷と大井川用水見学会」 を、「島田市ゆめ・みらい百人会議 エコまち未来プロジェクト」 と共催して、開催しました。


参加したのは、百人会議の委員 8名と、一般市民9名でした。


協力は、島田市・企画課、環境課と、大井川土地改良区さんでしたが、大井川土地改良区さんの存在や、役割など殆ど知らず、当日の職員の説明で始めて、農業用水の整備や、管理が同団体の日頃の活動で維持されていることを知りました。


過日の、大雨の際、支流から流れ込む水量を想定して、いち早く伊太谷川の水を止めて、増水を未然に防止していることなども殆ど知らない。


大井川土地改良区さんは、そういうことも、市民に知ってもらいたいために、市民を呼び込んで用水の目的や機能、改良区の役割などを年に何回か実施しています。


その一環で、今回も協力をお願いしました。


大井川の水は、ダムから発電所へ、発電所からダムへ、その殆どが山の中のトンネルを流れていること。


大井川の水は、長島ダムから小笠方面へ、川口発電所から島田市を経由して、菊川・掛川へ、また藤枝・焼津・旧大井川町方面へ広域に供給されていること。


田代環境プラザは生ごみの焼却熱を利用した、「バイオ発電所」 で、そこで使う電力の殆どは、自家発電で賄われていることなどなど。


伊太発電所 (小水力発電) は全量売電で、その資金は、大井川用水の整備や維持に使われていること。


島田市内を流れる用水路には、小水力発電の候補地がたくさんあること。


参加した市民からは、本当に有意義な見学会であった、とお褒めのメールをたくさん頂いています。


地球温暖化問題や、原発問題などから、再生可能エネルギーの創出拡大は待ったなしですが、市民の理解と意識が向かわなければなかなか実現しません。


今回の企画の目的はそこにあったわけです。


島田市も、”しまだエコの郷” を売り出すようですが、しまだ環境ひろばも大いに協力をしていきたい。