市の回答に敬意

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


平成23年度 「6月市議会定例会」 に於ける、15人の市議会議員の一般質問が、議会だより30号で公開されました。


その中で、S議員さんが、市のエネルギー対策について次のように質問し、市は次のように回答しています。


■ <質問>  風力、小水力発電バイオマス発電等の開発・普及に市として取り組む考えはどうか。また次期策定の 「環境基本計画」 にきちんと位置づけるべきだがどうか。


◆ <市の回答> 国のエネルギー政策の動向を踏まえ、新エネルギーの利活用を図っていく。開発・普及等では小水力発電バイオマス発電等を視野に入れて、環境基本計画を策定していきたい。

と答えています。


現行の 「環境基本計画」 では、次の2項を方針として上げていますが、”小水力” の表現は一切ありません。


■ 3−3−1 太陽エネルギー利用の促進

■ 3−3−2 地域エネルギー利用の推進
  島田市にあった地域エネルギー利用を目指します。


現行 「環境基本計画」 の計画期間は、2003(平成15)年度から1012(平成24)年度までの10年間です。


次回改定 平成25年度に向けて、太陽光は元より、”水力発電” を見すえて、大きく踏み込んだ、市の回答と考えます。


市の回答に、環境市民団体として、多いに敬意を表します。


島田市は、大井川流域9市町の用水の入り口に位置し、市内の至るところを小水路が流れ、”水の都” です。


新エネルギー(再生可能エネルギー)の創出に反対する人は殆どいません。
また、政党とか、イデオロギーとかに全く関係ありません。
大多数の賛成の基で進められる事業であり、国営事業とは別に、島田市独自事業の策定と実行に、是非、市に頑張ってもらいたい。


水利権の問題等、いろいろハードルは高いが、市民・市民団体・市が協働してこれをものにしたい。


「しまだ環境ひろば」 もこの2年間、資料・情報収集に努めてきました。近日中に、要望書の提出をしようと考えています。