しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
環境団体以外の集いや、講演会にも努めて出席するようにしています。
今日 (8月19日 金) は、月一回開催の、「生活情報交換会」 の日です。
今日は、「日本の城」 という題目で、元静岡市長のKさんの講演でした。
天守閣を持つ城は、大きく分けて、4つに分類されるとのこと。
① 現存
② 復元(元の形)
③ 復興〈元の位置へ推定して建築)
④ 模擬(史実に基づかない)
全国の天守閣を持つ城、天守閣以外の建物(櫓・城門・御殿)、城跡をスライドを使って詳しく紹介していただいた。
話の端端に紹介された、エピソードが面白く、実際に現地を視察した人でないと話せない内容で、大変興味深かった。
■ 京都人は、城には冷たい。 伏見桃山城などは、案内板もなく、府民もあまり興味を持たない。理由は豊臣秀吉とか、徳川家康とか、田舎者が作ったものには、目を向けない京都人の気位があるのではないか。
■ 中国などの城は、街全体を覆うような城構えだが、日本の城は、街の後ろに構えたものが多い、但し小田原城は、中国式に近い。
■ 天守閣は、城の最後の守りであるが、なぜか大々名の城 (鹿児島 薩摩・福井など) には天守閣がない。
最後の守りまで考える必要がなかったということか。
■ 高知城は現存の城で、掛川城はこうであったろうと推定で建てられたが、高知城と似ている、城主が同じ山内一豊であったことから、高知城を真似て作ったのではないか。
■ 掛川城の城門は、付近の「油山寺」 に払い下げられた。 そのあとで掛川城を復興したが、「油山寺」から城門を返してもらう事もならず、そっくりに復興したとの事。
■ 城の色は白系統(白鷺)と、黒系統(カラス)がある。 どちらにするかは、城主の好みか?何か戦略があったのか?の質問に対し、定かではないが、”好み” ではないかとのこと。
それにしても、大阪城を最初に建設 (黒色) したのは、豊臣秀吉だが、二回目に建てた (白色) のは、徳川家康だという事が面白い。
今日の「生活情報交換会」は、参加者がまた増えていました。 いろいろな話が聞けるから面白い。
次回は警察犬の話で、訓練所の所長の話だそうです。 待ち遠しい。