警察犬の話

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

昨日 (9月16日 金) は、月に一回の 「静岡生活情報交換会」 に参加しました。


今回の講座は、「警察犬訓練士の仕事 犬の本性を生かした訓練としつけ」 というタイトルで、公認訓練士の、Yさん(女性訓練士)とSさんの講演でした。


本会は、いつも話題がいろいろな分野に飛ぶのでおもしろい。


さて、警察犬は、警察が管理所有する「直轄警察犬」 と 民間の協力による「嘱託警察犬」 が犯罪捜査活動及び、防犯活動に当たっているようだ。


嘱託警察犬になるためには、毎年一回、大変に厳しい「嘱託警察犬資格検査」を受けて合格した、犬及び指導者が、嘱託犬、嘱託指導者になるとのこと。


静岡県の全国レベルは極めて高く、今年度(第43回)の「全日本嘱託警察犬競技大会」 では、第一位に輝いているという。


警察犬の主な仕事は、


■ 警戒作業:不審な者には警戒し、危害があれば戦う。
 (パトロール・禁足<不審者の退路を絶つ>・襲撃・監視・護送)

■ 足跡追求作業:犯人の侵入・退路の捜索、行方の解らない人の捜索など。

■ 臭気選別作業:選別台から嗅ぎ分けて一つ持ってくる。

  答えが無かったとき、ゼロ回答できる訓練もしているとは驚き !

犬の訓練は、人間の子供と一緒だ、甘やかしてえさ (人間の場合はお金) を与え続けたり、主人の椅子が一番気持ちが良いと、座る事を許した時から自分が一番と思い込んでしまうという。

犬の社会は、序列社会だという。


玄関先で吼えている犬も、自分は良い仕事 (番犬) をしていると思っているという。家人がその用がないと思うなら、場所を変えるか、番犬の仕事は必要ないことをしっかり教えなければならないという。


能力以上の要求をしないこと、また犬が理解しているかを見極めないと信頼関係が崩れてしまうという。


毎朝、午前3時起床、約20匹の犬の世話・訓練をしているという。


本当にご苦労様、と言いたい。