山の道はみんなのもの

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (1月18日 水) は、久方ぶりに、伊太八倉町公会堂横の森 (地元では”釜ん沢”と呼んでいます) に、出かけました。


ここは、昨年の2月と、11月の2回、地元の 「やらざあ会」 と協力して、釜ん沢の清掃や、矢倉山に至る登山道を整備してきました。


しかし、今日行ってみると、折角立てた、”標識板” が、ことごとく打ち砕かれていました。


本当に心ない行為だと思います。


うわさでは、矢倉山に至る途中の畑の持ち主が、ハイカーに、茶畑を荒らされる、と言っているとの事。


そう言うこともあって、11月に、別なルートを作り直したのに。


そもそも、山の沢沿いについている山道は、大概の場合、官地であり、共有の土地である。


通常は、占有して使っているので、如何にも自分の土地であるかのごとく解釈をしているが、本来は、みんな助け合って、山を整備しているのであると思う。


頂上付近の地主も、中腹の地主も、麓の地主も、お互いに助け合い、協力し合って整備して始めて山全体が、生きていくのだと思う。


従って山の道は、通せんぼしてはいけないものである。


自分の土地の道だけ、通せんぼするなんて、もっての他である。


街の人たちが、たまに、ハイキングするわけですが、お茶も街の人たちが買ってくれるわけであり、街と里も助け合いの関係にあります。


街の人たちも、ハイキングの途中で、しいたけを拝借したりする人はいない、と思いますが、山の人達の大事なものですから充分に注意しましょう。


もっと、心を広く持ちたいものだと、つくづく思う今日この頃である。