小水力発電装置の開発、進む

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、
再生可能エネルギーがあらためて脚光を浴びています。


太陽光・小水力・風力・地熱などなどです。


静岡県も、島田市も、現在、最も傾注して、普及を計っているのは太陽光発電ですが、一方で全国有数の水資源保有県・市でもあり、川勝知事は、小水力発電に力を入れて行く事を公言しています。


しまだ環境ひろばでは、小水力発電の情報収集に取り組んでいます。


こういう中で、重電メーカが、小型発電機システムの開発を強化している事をお伝えしたい。


■ M社は、出力 500W〜9.9kW 重量 43kgの小型水力発電装置を開発し、営業を始めたことを発表しました。
製品の特長は、勾配の少ない小水路で、土木工事が不要となっており、町の中に豊富に流れている、農業用水を利用した小水力発電に最適な製品である。

■ T社は、最大出力 1kW 落差が0.3〜1.5mあれば発電可能な小水力発電機を開発した、と発表しました。


重電各社が、小型発電システムの開発を強化しているのは、自家発電需要の高まりと、7月から始まる再生可能エネルギーの全量買い取り制度は、小水力発電も対象とされているためである。


複雑な法規制や、水利権の問題は多々ありそうですが、極めて近い将来、大規模地震の到来が予測される中、太陽光と小水力を組み合わせた、減災・防災拠点づくりは、高いハードルはありますが、これをを乗り越えて実現するものと確信します。


島田市は、周辺市町村への、大井川用水の起点にあり、町の至るところに小水路が存在していますので、これを利用した小水力発電は是が非でも実現したいものです。


メーカの発電装置開発が進んでおり、何とか早くモデル拠点づくりに漕ぎ着けたいものです。